■2018年07月05日の「今日のことば」■
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![]() 日本のトヨタ生産方式に 「診断士ではなく治療士になれ」 という言葉がある。 現場を見て「ここが悪い」と問題を診断しても、 それだけで現場が改善されることはない。 大切なのは実際に改善をすること、 つまり治療だという意味だ。 アドラーも言う。 「裁判官の役割を放棄し、 仲間や医者の役割を果たさなければならない」 と。
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何か問題が起こったとき、ついつい第三者的目で見てしまい、
診断士になり、問題を指摘したり、 裁判官になり、どれが正しいとか、 間違っているとか、誰かを裁いたりしがちです。 それでは、本当の意味の問題解決にはならないというのです。 それより、仲間となり励まし、応援し、 あるいは、医者となり治療していく、 そうしていきつつ、改善し、よくしていくほうがよいと。 例えば、問題を起こす子がいたとして、 問題を指摘したり、厳罰を与えればいいかというと、 それでは、表面的な対処にしかならない。 根本的に解決していくためには、 「根を抜くためには、深く穴をほることが必要」で、 そのためには、仲間や医者の役割が大切だというのです。 一緒に問題点を見つけ、時間をかけて、 一緒に解決していく、そのために、支えあい、勇気づけ、 道を開いていける方法をさぐっていくことが大切だと。 なかなかこうは出来ませんが(汗) そうなんだろうな~と思います。 |
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