■2018年06月20日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
同行した40代の配達員の男性に、 「不安はないのか?」と聞くと、 鋭い視線で答えが返ってきた。 「怖いです。 (体に)どういう影響があるかまだわからないんで。 でも、ここで生まれ育ったものですから、 ここを捨てるのは悲しいので、ここで頑張ろうと思います」 私たちが「被災地」として記録している場所は、 彼にとっては、命を懸けて守ろうとしている故郷なのだ。
まゆの感想
18日、大阪を中心に大きな地震があり、
大きな被害がありました。 心より、お見舞い申し上げます。 東日本大震災で、故郷も大きな被害を受けたこともあり、 心が痛み、恐怖を思い出し、もう大きな地震は二度と来てほしくない、 でも、日本から地震はなくならないのだなぁ…、 それが日本が故郷の私たちの大地なのだと思いました。 今日のことばは、 原発から31キロの場所で、震災から2日後から、 地域のライフラインとして営業を始めた郵便局の、 福島県相馬市鹿島郵便局員の方のことばです。 それぞれに守るべき故郷があります。 その故郷も、今生きている場所も、 いつ何時、何があるかわかりません。 その中で生きていかねばらないのですね。 |
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