■2018年04月20日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
掃除の前にまずやるべきこと。 それは、窓を開けて空気を入れ換えることです。 過ごしやすい春や秋は、外から入ってくる風も心地よいもの。 しかし、真夏は窓を開ければむっとした熱気が入ってきますし、 真冬の早朝には肌を刺すように冷たい空気が流れ込んできます。 でも、それがいいのです。 掃除という行為はある意味、自然とのコミュニケーションです。 人間は本来、むき出しの自然の中では生きられない、 弱い生き物です。 自然の猛威を前に裸で立てば、なす術もありません。 だから、自分たちの生きられる環境を、 自然に手を加えて整えなければいけない。 掃除をすることは、自然と対話することでもあるのです。 そう考えると、空調の整った密閉空間で 夏も冬も同じ環境で過ごす現代的な暮らしは、 自然とのコミュニケーションを断ったも同然。 そのような環境に慣れてしまえば、 身体もこころも弱くなる一方でしょう。 暑いときは暑いまま、寒いときは寒いまま。 自然を感じながら掃除で汗を流すのが、 心身の元気の秘訣だと思います。 窓を開けて自然と交わり、野生の生物と同じ環境では 生きられない弱さを自覚すること。 そして、自然の優しさと厳しさを肌で感じ、 生命力のかけがえのなさに感謝すること。 毎朝、自然とつながる窓を開けて、 新鮮な空気を取り込んでください。
まゆの感想
松本さんは、家についてこう語られています。
「家というのは、 もしまったく人間の手が加えられなかったとしたら、 ちりが積もり、木材も風化して、100年もすれば 崩れ落ちて自然に還っていくでしょう。 それを、掃除や手入れをすることで、生のままの自然の力と バランスを取りながら、人間が心地よく住める状態を保つのです」 新鮮な空気を取り入れること、掃除をするということ、 深い意味があるのですね~ そして、これらは、毎日続けることが大事だそうです。 できるときには(本当は毎日がいいのでしょうが) 窓を開け、こまめに掃除をしていきたいと思います。 そして、自然を身体で感じていきたいと思います、 この頃、忙しいということを理由に、 すっかり忘れてしまっているので…(汗) |
|