■2017年05月17日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
たとえ劣等感の原因を明らかにできたとしても、 そこからは生きる勇気は生まれてこない。 過去の出来事をあれこれ詮索しても、今日を生きる、 そして明日にむかって歩み始める勇気はでてこない。 いまの自分を認め、そこから未来を考え、 目標を持って生きることが大切なのだ。 過去の出来事を分析して、現在の自分の状況を 解き明かそうとしてもうまくはいかない。 それは、物の性質を解き明かす物理学の方法であり、 人の心理の解明には役立たない。 いままでの自分にこだわり過ぎるな。 自分の未来を見つめ、自分の可能性に目を向け、 劣等感をバネにして、自分を向上させることを考えるべきだ。
まゆの感想
劣等感は、誰でも持っているもので、
完全な自分などというものは、頭の中に存在していても、 現実には存在しないし、人間は不完全だということです。 人気作家の村上春樹さんも、 「僕らはとても不完全な存在だし、何から何まで要領よく うやくやるなんて不可能だ」 と、言っているそうですよ。 そして、こんな劣等感があるから、 「くそっ、こんなことで負けるもんか、何かしてやる」 と、生きるパワーもなるし、それをバネにして、 いろいろなことを成し遂げることも出来てきた、のですね~ ところが、あまりに劣等感に固執し、引き込まれると、 心は負のスパイラルに陥ってしまうこともあり、 「自分は何をやってもダメだ」 「どうせうまくいきっこない」 とやる気を失い、無気力になるか、逆に、 「自分はできる人間だ」 「私は特別な存在なのだ」 と開き直って、権威を振りかざしたりしがちになるそうです。 いたずらに劣等感に悩まず、劣等感に引き込まれず、 負のスパイラルに陥らないようにしていき、逆に、 それをパワーにしていくことがいいようです。 そうわかってはいてもパワーにできないこともありますが、 できるだけ、パワーにしていこうと思ったしだいです。 |
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