■2016年04月18日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
パソコンでも受験でも、競馬や麻雀でも、僕は一度その対象に ハマりこんでしまうと、異常なほどに没入してしまう。 周りのことが何も見えなくなる。 なぜそこまでハマるのか、昔は不思議でたまらなかった。 でも、おそらくこれは、僕なりの生存戦略だったのだ。 なにかに没入することで、死を遠ざける。 死について考える時間を、可能な限り減らしていく。 僕は死を忘れるために働き、死を忘れるために全力疾走し、 死を打ち消すために充実させていたのだ。 自分が死ぬことについて、発作に襲われるほどの恐怖を 抱えている人は少ないと思う。 明らかに僕は極端だ。
まゆの感想
堀江さんは、死について、発作を起こすほど恐怖感があり、
「僕はずっと死への恐怖にとらわれて生きてきた。 いまなお、その恐怖は強くある。 誰かを恨むとか、過去を悔やむとか、 そんな生易しいレベルの話ではない。 ただ純粋に、死を思うのだ」 と書かれています。 そのために、こんなこともあるそうです。 「僕は、「のんびりする」ということができない。 たとえば、新幹線やタクシーでも、 ほんの少しでも時間があればノートパソコンで仕事をするか、 スマートフォンでの情報収集に充てる。 女の子と一緒の飲み会でも同じだ。 面白いアイデアを思いついたら、その場でスマートフォンを 取り出して仕事モードになる。 これはもう、止めようにも止められない習慣となっている」 どうやら、堀江さんは、死の恐怖から逃れるために、 死を考えないようにするために、あれほど行動し働いてきたのだと 知りました。 この本を読んで、一番驚き意外に思った箇所でした。 |
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