■2015年03月24日の「今日のことば」■
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私たちの脳の中には、ある欲求が満たされたとき
(あるいは欲求が満たされると予想できたとき) すなわち報酬が得られたとき (報酬が得られるとよそうできたとき)に活性化して、 個体に「快」の感覚を与える報酬系神経があります。(略) 少し誇張していえば、私たちの考えは報酬をトリガー(引き金)に して生まれてくるといっても過言ではありません。 それほど人間の考える仕組みや能力において、 自分にごほうびを与えることは大切な役割を果たしているのです。 ただし、そこで一つ忘れてはいけないことがあります。 記憶や学習や思考の能力をより高めるための報酬は、 自発的なものでないとダメだということです。 自分が自分自身に与える報酬でないと、いいかえれば、 本人みずから「やってやろう」と意欲した欲求でないと、 脳の報酬系神経は鈍い反応しか示さないのです。
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ですから、人から「やれ」と命令されたことや、
勉強しろと強要されてやっても、 目の前にニンジンをぶらさげられても、 仕方なくしぶしぶやるようだと、私たちの 考える力や集中力や能力が最大限発揮できないのだそうです。 自分が自分に与える「ごほうび」が大事なのでしょうね。 そして、当然ながら、 「何を自分へのごほうびと感じるか」 人によって違うそうです。 自分の原動力となる自分が感じる「ごほうび」は 人それぞれだということですね。 自分が、誰かに感謝されるとやる気になるから、 他の人もそうかというと、そうではないのですね。 勝手に判断したり、押しつけてはいけませんね。 他の人は、そんなことよりお金かもしれませんし、 愛する人と会うことがなによりの力になるかもしれません。 やる気や元気や能力発揮できないとき、 もしかしたら、自分が自分へ与える「ごほうび」が 少なくなっているか、全く与えていないかもしれません。 他の人から与えられた「ごほうび」や押しつけられた「ごほうび」で、 がんばろうとしているのかもしれません。 それで、疲れたりやる気がなくなっているのもしれません。 やる気や元気や能力発揮できる「ごほうび」や「快」を 自分でみつけて、自分で与えて脳を活性化していきましょう、 人まかせではなく…ね。 |
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