■2013年05月24日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「自分に与えられた条件をどのようにしていくか」は、
人間にしかできないことです。 与えられた条件だからしょうがないと決めつけず、 その条件や与えられたものを どのように良くしていくか、 悪くしていくか、あるいは、 そのままにしておくかは、 「人間だけが変えていく能力を持っている」のです。 これは条件だけでなく、物においてもそうです。 他の動物は与えられたままで終わりですが、 人間だけが形を変えたり、加工したりする能力を与えられています。 この能力を良いことに使うか、悪いことに使うか、 これもまた人間に選択が許されていますが、せっかくの能力を 悪いことに使う人が世の中にはたくさんいます。 人間に与えられた能力、人間にしか与えられていない 「変えていく」能力を、良いことに、 世の中をきれいにすることに、 世の中を良くすることに、使っていただきたいと思います。
まゆの感想
鍵山さんは、何かをするときに、
誰かが悲しむことやイヤになることでなく、 世の中を少しでも良くなることを、 誰かを喜ばすことを選んでほしいといっています。 たとえば、道路にゴミが散乱していたとして、 誰かがやるだろうから自分がしなくてもいいと人まかせにするか、 どうせ散らかっているのだからとさらに汚すか、 片付けるか、目の前のゴミを拾うか、 そして、自分はゴミを道路に捨てないと決めるかは、 その人の選択ですが、人はこんなとき、選択とは思わず、 無意識の普段の行動がでて、それをやってしまいます。 先日、池袋の道路で清掃作業をみかけました。 道路についた黒いシミを取るのにとても苦労していました。 声をかけてきいてみると、それは「ガム」。 ガムを道路にぺっと吐きだしていき、それが踏まれて 掃除をしても取りづらく、道路を汚すことになると教えてくれました。 黒いシミは、無数にありました。 無意識にペッと、吐きだしていくのですね。 ときに自分のやっている行動を意識し、振り返り、 世の中を良くすること、誰かを喜ばすことかと考え、 選択し、それを実行していきたいものです。 |
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