■2011年03月11日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
気の合わない友だちと少し距離を置いてつき合ったって、
大変なことにはなりません。 仲間はずれになったって、ちゃんと生きていけます。 もちろん、ときにはつらくなることもあるでしょうが、 自分を信じていれば、前向きにやっていけるのです。 ところが 「大変なことになってしまう」と固く思い込んでいると、 「ちょっと待てよ、そう大変でもないだろう」 という別の考え方ができなくなります。 しかも、思い込みによって自分で自分を縛っていることに 気づいていないのです。(略) 人間関係の中で疲れたときは、自分の心を見直してみてください。 偏った考えに気づいて、それを理に適った考え方に転換できれば、 心がすうっと解放されていくはずです。
まゆの感想
この本では、自分の縛りに気づき、少しゆとりを持って、
こんなふうに考えることが大切だと言っています。 「サークルの仲間と仲良くやれるに越したことはない。 けれど、みんなから嫌われたって大学生活がおしまいに なるわけじゃない。もしサークルを辞めたら、 しばらくはさびしいかもしれない。 でも、同じ授業をとっている友だちや、大学の外でも、 別の友だちができるかもしれない、と考えるのです」 もっと若い頃は、仲間はずれになることや、 一人でいることが怖くもあったけれど、年を重ねるごとに、 適度な距離を持ってつき合っていくほうが、長続きするし、 お互いに楽だと気づき、適度な距離を持てようになった。 また、一人でなければできないことや、考えられないことも あると知り、一人の時も意識的にとるようになった。 そのように距離をとったり、一人になってみると、 いろいろなことに気がつき、以前より、友人や仲間、 パートナーといっしょにいる時間が大切に思えるようになった。 そして、互いの時間や生き方を尊重しあえ、心の距離は縮まり、 不思議なことだけれど、かえって 「一人ではない」と感じられるようになった。 適度な距離をとることも、一人になることも、 大切なことなんだなあ、としみじみ思うのです。 |
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