■2010年03月02日の「今日のことば」■
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あるプランナーがいました。
彼は大手家電メーカーの依頼を受けて、カルテシステムの 企画をまとめることになりました。膨大な資料に目を通し、 様々な角度から検討を重ね、企画書をまとめ挙げました。 なかなかの出来だと思ったそうです。 しかし、それを読んだ担当者は、あっさり却下して 「課長はこのようには考えていません。○○の角度から 書き直してください」彼はがっかりしました。 そういうものかなと思いながらも書き直しました。担当者の 「これでいいでしょう」という言葉に喜んだのも束の間、 課長に提出すると 「部長はこう考えていない。□□の視点から 書き直してください」「また、ダメだったか」と 心の中でつぶやきながら、再度書き直しました。そして、 課長から「いい出来だ」とのお褒めの言葉をいただき、 有頂天になったそうです。 そして部長。 「分ってないなあ。こういうことではないんだよ。 △△が大事なんだ」彼は大変落ち込みました。 「自分はダメなんじゃないか」。しかし、ここで、 止めるわけにはいきません。書き直しに取りかかりました。 ところが部長の指示通りに書いていると、どうも読んだことが あるような気がする。そこで、何とはなしに一番最初に書いた 企画書を取り出してみると、なんとほぼその通りだった… 結局、最初の企画書に少し手を加えたものが採用されたそうです。 天と地をいったり来たり、ジェットコースターのようです。 このように、良い悪いの判断は、その時だけでは分らないのです。 (下に続きます)
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(上からの続きです)
しかし、話はこれで終りではありません。 彼は、3種類の企画書を仕上げる過程で、様々な知恵、 視点を学びました。そのお陰で、カルテシステムについては、 第一人者として活躍するようになったのです。 人間は、このように出来事が起きた直後に評価をし、 その結果で一喜一憂するもの。 そして、「良かった」「悪かった」と終ったことのように 評価しますが、しかし、物事は流れ、動いていくのです。 次の局面では評価がガラリと変わってしまうこともある、 それを知っておくことが大切なのです。 (ここまで引用) 実は、私も、昨年ダメになった企画があり 「なんでこれのよさが分らないんだ」と、がっくりと きていたのですが、今年になってから、その企画が復活し、 再度練り直したら、昨年度の条件より、はるかにいい条件で 採用になったものがありました。 しみじみ、昨年採用されなくてよかった…なんて思いました。 目先のことに一喜一憂して、すぐに「良い悪い」 「ついてる、ついてない」を判断しがちだけれど、 長い目で見ると、本当に何か良いのか悪いのか分らないな、 と、感じました。 目先だけのことにとらわれず、長い目で見ていこうと思います。 |
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