■2009年07月22日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
相手が今まで黙っていた事実がわかった瞬間、
その人への見方も変わってしまったとするなら、自分の中には 小我(しょうが)の愛しかなかった、ということです。 「結婚前に私に話してくれなかったことがショックだ」 という人もいるでしょう。 けれど、「話さなかった」のではなく、 「話せなかった」「言いたくても言えなかった」 のかもしれないのです。 愛する人に言えないほど大きな問題として抱えているのです。 そこまで見通して相手を思いやるのが本当の愛、 大我(たいが)の愛です。 「話してくれなかったことがショック」 というような、自分かわいさの気持ちが強いからこそ、 相手は、話せなかった、ともいえます。 今まで知らなかった相手の真実がわかったとき、 自分の心の中にあるのが小我の愛か、 それとも大我の愛かがわかります。 いいかえれば、大我の愛とは何か、 それを学ぶときがきたといってもいいでしょう。
まゆの感想
人は誰でも、言いたくても、とても言えないようなことを、
一つや二つは、持っているのではないかと思う。 それは、自分の中で、とても大きな傷であったり、 大きな想いであったり、恥ずかしいことだったり、 重荷だったりすることであると思う。 だから、親しい人や、愛する人には余計言えないし、 言いたくないし、それが、まだ生々しい場合は特に、 とてもことばにもできない。 それは、隠しているのではなく、言えない…のだ。 それは、他人が聞いたら、なんだそんなこと、 と思うようなことかもしれないが、 自分にとっては、とても重い想いなのだ。 私は、こういう自分の中の想いを大切にしたいと思うし、 相手のそういう想いも大切にしたいと思う。 無理にでも何でも話すこと、話させることが愛ではなく、 話したくないことはそっとしておく、 話せるまで待つ、仮にそれを一生涯話さなくても、 それはそれとして大切にしてあげることが、 大我の愛ではないかと思う。 |
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