■2009年07月17日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
例えば、台所で煮炊きしているときに、
突然、来客があったとします。 ガス台のナベをそのままにしておいて来客を迎えると、 両方に気がとられてしまい、心配がつのり平心を乱します。 これを、ガスの火を消して接客すれば、 心は来客のみに向かい、一心になれます。 来客が帰った後、調理を再開すれば、 失敗もまぬがれ、心に余分の負担もかけません。 心を平心にして一(いち)に集中するとは、 こういうことです。
まゆの感想
時として、心がさんざんに乱れることがある。
そんな時は、心の中に気になることがいくつかある。 あれも、これも、それも…気になる。 そして、そのどれもが半端に気になり… あれを考えてみたり、そうかと思うとこれを気にして、 でもやっていることは全然違うことだったりする。 こんなときには、一つのことに集中することがむずかしい。 分かっていても、一つ一つ片づけていくことができない。 恐らく、これは、心にとても負担をかけるのだと思う。 心に負担がかかると、 どうしてもすべてが重く、すべてが大変に思えてくる。 やっかいに思えてきて、ますます気が焦り、 ますますあれこれと手をつけてしまう… でも…一つ一つ片づけていけばいいのだ。 まずは、ガスの火を消して、一つ一つ、 心を一にして… |
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