■2008年11月25日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
実現できないと分かっていることや、
実現するつもりもないことばかりを口にしていると、 その人の言葉からだんだん力が失われていきます。 いわゆる“口ばっかりの人”の言葉には力がありません。 (ここから「事例」を少しまとめて書きます) たとえば、あなたがサラリーマンで、あるときキレて、 「もう辞めさせていたただきます!」大見得切りました。 しかし、本当は辞めるわけにはいかないのです。 ローンもあるし、次の仕事のめどはないし、 今の職場は条件もいいので、辞める気はないのです。 そして、上司がとめたので、辞職の意思をとりさげました。 (ここまで) このようなことは、ありがちですが、 “これによってあなたの言葉から力が失われていく” ということもまた事実なのです。 サラリーマンの“伝家の宝刀”であるはずの 「辞めさせていただきます!」という言葉は、 もはや重さを失ってしまったのです。(略) 可能な限りにおいて、 「できないと最初から分かっていること、 ヤル気もないことなら、口にしない」 ということを心がけることで、あなたの言葉は どんどんパワフルになってくるのです。
まゆの感想
この「事例」の通り、
「実現できないと分かっていることや、 実現するつもりもないことばかりを口にしている」と、 まわりは、 「どうせ、口ばかりさ、駆引きさ、本気じゃないさ」 という程度にしか、言葉を受け止めてくれなくなります。 つまり、軽くあしらわれるようになります。 しかし、この本によると、このことが怖いのは、 まわりがそう思うだけでなく、 自分もそう受け止めていくようになるからだということです。 自分でも、こう思うようになるというのです。 「そうだ、口ばかりさ、駆引きさ、本気なんかじゃない」 つまり、自分で自分を軽くみるようにもなるのです。 だから、自分のためにも、 「できないと最初から分かっていること、 ヤル気もないことなら、口にしない」 ことが大切だということです。 逆にいうと、 「実現できること、本当にやろうと思っていること、 ヤル気のあること、もう、すでにやっていること」 を、言葉に出していけばいいのです。 こうすれば、やると決めているから、一歩を踏み出せるし、 すでにやっているから、自信にもなり、これが、 “言霊”となり、さらに前へと向かうようにもなるのです。 |
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