■2008年09月26日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「ほめるなんていう軟弱なやり方ではダメだ。
ビシビシ叱り、厳しく鍛え上げてこそ、 人は伸びるし、当人のためにもなる」 と強硬な反対意見を主張する方もいるだろう。(略) しかし、ちょっと考えていただきたい。 みなさんは、他人からの注意や叱責を いつでも素直に受け入れているだろうか? 人間は叱られると萎縮し、批判されるとひねくれ、 難詰されると自分の非は棚上げして、相手に反感や憎しみを 覚えることのほうが多いのではないだろうか。 カーネギーはこう言っている。 「われわれは自分の長所をほめてもらったあとでなら、 いつも少々耳の痛い話でも比較的楽に聞けるものなのだ」 「ほめ言葉で始めるのは、歯医者が治療の前に、 局所麻酔するようなものだ。 患者はあとでガリガリやられるが、 麻酔がその痛みを抑えるのである」
まゆの感想
注意や叱責をしっかりと自分のものとして
受け入れられる人はいいが、そんな人ばかりではなく、 注意や叱責をされると、かえって反感や憎しみ、 そして、やる気を失ってしまう人もたくさんいる。 現実には、そんな人の方が多いのではないかと思う。 少なくても私は、そうだ。 例えば、 「これは、なんだ、 全くダメだね、やり方が悪い! このやり方は、こうするんだ、 前も教えただろう」 などと、頭ごなしに言われるより、 「ここは前回よりよくできてて感心したけど、 ここが、まだちょっと足りないようだね。 やり方を再度考えてやってみてほしい。 キミならできると思うから」 なんて、言われた方が、素直に受け入れられる。 最初に、自分のやったことに対して、 努力なり、成果なり、ポイントの部分だけでも 認めてほめてもらえば、次の痛い部分は、 いきなり指摘されて叱責されるより、 はるかに素直に聞けるように思う。 自分がそうなのだから、相手もそうなのだと思う。 まずは、ほめることから始めたい、そう思う。 |
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