■2007年12月28日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
本物で厚みのある人間は、人が見ていようと
見てまいと、きちんとやるべきことを行うものである。 そもそもだれも見ていないといっても、実はそうではない。 天は天眼ををもっていつも見ている。それこそ、 「天網恢々疎(てんもうかいかいそ)にして漏らさず」である。 また、自分が見ている、いくら人をだませても、 自分をだますことはできない。 自分が自分を信じられなくて、 どうして自信のある仕事ができるだろうか。 「自信」は自分を信じることである。 人なんか見ていてもいなくても問題ではない。 「天知る、神知る、我ぞ知る」でいいではないか。(略) これから何事についても、取り組むものについては、 自分が納得するまでやってみよう。 他人なんか見ていても、見ていなくてもいいではないか。
まゆの感想
天網恢々疎(てんもうかいかいそ)、そうだなぁと思う。
(ちなみに「天網の目は粗いが、決して悪人を逃しはしない」 という意味で、老子のことばである) 人が見ていなければ、 何もやらないでサボる人もいれば、 悪いことをやってしまう人もいる。 見られていなければ、バレなければ、 何をやってもいいという考えを持っているのだと思うが、 しかし、そんな考えは、毎日の生活の中ににじみ出てくるし、 顔に出、体に出、生きる姿勢にも出てきて、 決して、隠せるものではないと思う。 自分はうまくやっていると思っていても、 見ている人は、ちゃんと見ているし、 わかる人には、すぐにわかる。 そういう意味では、 「天知る、神知る、我ぞ知る」だけでなくて、 他の人もちゃんと知っていると思うのだ。 そして、そのときは得するように思っても、 長い目で見ると、信頼を失い損をする。 見ている、いないにかかわらず、 自分のやるべきことをすることが自分のためで、 そうしてこそ、自分の力となり、身に付き自信となるし、 自分を誇りに思えるようになる、と思う。 |
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