■2006年12月20日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
考えておきたいのは、わたしたちが相手に対して
気を遣っている、その気配りは、すべてが 相手に伝わるものではないということです。 あんまり根拠はないのですが、自分が 気を遣っていると思っている、その50%ぐらいが 相手に伝われば上々なのではないでしょうか。 少なくても、自分が気を配っているぶんが 全部伝わらないからといって不満を覚えるのは、 大きな勘違いかもしれないということです。 ところで、自分の気配りが半分程度しか相手に 伝わらないものだとしたら、そういうしくみは、 自分に対する相手の気配りについても、 当てはまると言うことになります。 いかに、相手が自分とは違って気配りのない人の ようにみえても、たいていは、その人なりに 気を遣っていることが多いものなのです。
まゆの感想
この本の中に、気を遣うということについて、
さらに、こんな記述がある。 「世の中に気を遣う人はたくさんいますが、 気を遣っているのが周囲にもよくわかってしまう人と いうのは、まだまだ気の遣い方としては たいしたもんではありません。そんなふうに、 気遣いが目立つ人がいると、かえって こっちが疲れてしまいますよね」 自分が遣った気に、反応しないからと不満に思ったり、 気のつかないからと怒りを持つことや、 見え見えの気の遣い方をする人は、 『素人の気遣い』だと、この本では言っている。 私も、全くそう思う。 気遣いは、相手に負担がかかるようなものであっては、 気遣いにならないと思う。 ましてや、それを押しつけるようでは、 気遣いにはならない。 気を遣う自分が疲れない程度に、無理なく、 50%でも気がついてもらえらばよしとする、 さりげないものがいいと思う。 そして、相手も相手なりに、 気遣っているということを忘れないようにしたい。 |
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