■2006年11月22日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
多くの人はそれほど「頑張った」わけではないのに、
自分だけが損をしていると思い込みがちなのです。 それは、自分以外の人や組織が「得をしている」ように 見えるからですが、実はそんなに差がなかったりします。 よくいう「隣の芝は青く見える」という現象で、 実態を見れば自分が置かれている状況、受けている待遇と 変わらないことが多いのです。 かえって「得をしている」ようみ見える人が、 実は損をしていることさえあります。(略) 社会的に受けるべき保障を受けていないなど、その人が、 本当に損をしている場合をのぞいて、「損をしている」と 考えるのはストップしたほうがいいでしょう。 「損をしている」と考えることをストップすると、 驚くべきことが起こります。 その瞬間に「得」をしはじめるのです。
まゆの感想
私たちの中には、知らず知らずに物事を
「損得」で考える習慣が身に付いてしまっている。 「損得」が、幸不幸の基準にさえなっている。 しかも、だいたいが自分の勝手な思い込みの 「損得」で、実態とはかけ離れていたりする。 本当には、損をしているのか、得をしているのか、 わからないことがたくさんある。 この「損得」感情に振り回されると、 特に「損をしている」と思った場合には、 やる気がなくなったり、イヤになったり、 愚痴りたくなったり、怒りの感情を持ったりして、 どんどん面白くなくなっていく。 そして、どんどん、ますます、 違う意味の「損」をしていくようになる。 自分の「損」って何か、 自分の「得」って何か、 本当に、それは「損」なのか… 一度じっくりと考えてみるといいと思う。 自分が「損」と思っていたものが、 実は「得」だった、なんてものが見つかると思う。 そして、その「得」を数えた方が生きやすいと思う。 この本を書かれた斎藤茂太さんがお亡くなりになりました。 いろいろと教えて頂き、尊敬していた方でした。 ご冥福をお祈りいたします。 |
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