■2005年04月14日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
私たちを時折襲う「寂しさ」の感情。
それは一見、取るに足らない、何でもないものと、 受け取られがちです。 「寂しさ」なんて誰にでもあるもので、 毎日一生懸命忙しく生きていればそのうち 忘れてしまうものさ、と考える人もいるでしょう。 けれど、そうはなかなかいかないものです。 私たちは、自分の「寂しさ」と向かい合うことが たいそう苦手です。 ですから、それを何とか埋め合わせようと、 必死で何かを求めてしまいます。
まゆの感想
原因がわかる「寂しさ」もある。
何かで、まぎらわせる「寂しさ」もある。 しかし、いちばんやっかいなのは、 何となく襲われる「寂しさ」である。 ああ、なんて寂しいんだろう…って 心の底から、いや、お腹の底から、 わいてくる底なしの「寂しさ」である。 生きる「寂しさ」とでもいうのだろうか…。 どうやって、この「寂しさ」から 逃れたものか…と思うが、 いったん囚われると、なかなか逃れられない。 ただ、じっとして その寂しさを感じるばかりである。 しかし、この「寂しさ」は私をいつも 原点に引き戻してくれる。 この「寂しさ」があるから、 人の好意や、あたたかいことばが 身にしみて嬉しかったりするのだ。 こんな私でも、忘れないでいてくれて どうもありがとう…と思えるのだ。 大切な人が、とても大切に思えるのだ… だから、この底なしの「寂しさ」も、 切ないけれど、辛いけれど、 つきあっていかねば…と思うのである。 |
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