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出典名: | 女と男のだましあい |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 男女・恋愛 | ||
副題: | ヒトの性行動の進化 | ||
著者: | デヴィッド・M. バス | ||
訳者: | 狩野 秀之 | ||
出版社: | 草思社 | ||
本の内容: | 心理学者が、実験や検証、様々な調査から、導き出した、男女の進化の 過程からの男女の行動の原理や心理がとても詳しく書いてある本。 かなり根元的な話が多いので、異論反論もある本だと思います。 かなり専門的な本ですが、読み応えがあります。 例えば、男女の違いの実験でこんなことが書いてあります。 男性が女性の気を引く場合、こんなことを利用できるそうです。 「ある調査で、女性たちに、同じひとりの男性が3つの異なった シュチエーションで写っているスライド…… 1枚目は男性がひとりだけでいるところ、 2枚目は男性が赤ん坊をあやしているところ、 3枚目は赤ん坊に感心を示さずにいるところ、 を見せると、女性は赤ん坊をあやしている男性をもっとも 魅力的だと評価し、反対に赤ん坊に無関心な男性を最低と 見なした。 次に、男性にも同じ実験をためした見たところ、今度は、 3枚のスライドの女性はみな同じくらい魅力的だと評価された」 つまり、女性は子どもに反応することを利用して、 自分も子どもに対して興味があると示せば、女性からもらえる 印象はぐんとよくなり、女性を口説くときの有効な手段に なるそうです。 逆に男性には「子どもに対する思い入れ」はあまりなく、 男性を口説くときの効果はないということが分かるそうです。 なるほど、こんなことが実証できるのか…とか、そうか、 こんな心理が働くのか…などなど、多くの事例が豊富に 書いてあり、とても勉強になります。 じっくりと読まれてみるといいと思います。 ただ、読む終えるには根気がいると思います(笑) |