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出典名: | 向かいあう夫と妻 |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 愛・夫婦・結婚 | ||
副題: | コミュニケーションを見直す | ||
著者: | 佐藤 悦子 | ||
訳者: | |||
出版社: | 創元社 | ||
本の内容: | 家族療法家を長年してきて、多くのケースにかかわってきた著者が、 様々な危機的状況にある夫婦をとりあげ、よりよい コミュニケーションのあり方を教えてくれます。 現在の多くの夫婦が抱える問題、すれ違い、行き止まり感など、 共感できる事例がたくさん出てきます。 ただ、少し専門的な感じがします。 人間心理の奥深いところから、ちゃんと夫婦を見直してみたい、 と言う方におすすめ。 この本で「けんか」の戦術を教えてくれます。 ルール1.自分にこだわれ 相手の欠点や悪い点をあげて非難してはいけない。 その代わり、その時の自分、自分の状態、自分の 思いをぶつける ルール2.過去を持ち出すな けんかにとって最大の敵は「あんたはいつも…」と 相手を責めることである。これをぶつけられた配偶者は、 またかと感じて、ココロを閉じてしまうのだ。 ルール3.一般論を持ち出すな メッセージが一般化されると、受け手はそのメッセージの 送り手が自分をどのように見ているかを明確に知ることが できない。 例えば「男ってだらしない」と妻から言われた夫は、 妻の不快は感知するが、その不快が自分に向けられている とも感じるし、向けられていないと感じることもできる。 ルール4.脇道にそれるな 二人で言い合いをしているうちに、けんかの発端となった こととは直接関係ないことに足をとられ、けんかが横道に それて、結果的に人身攻撃にエスカレートしていまうことも 多い。 ルール5.勝とうとするな どちらが勝っても、夫婦の間はすっきりしない。 ルール6.自分だけ土俵から降りるな 「パートナーが突然いなくなってしまった感じ」を受け、 相手を孤独にさせる。 などなど、人間心理学的に見て、どうしたらいいのかを丁寧に、 教えてくれます。 じっくりと読んでみること、おすすめします。 |