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出典名: | 夫婦仲の経済学 |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 愛・夫婦・結婚 | ||
副題: | 皿洗いからセックスライフまで、妻と夫の不満は経済理論で解決 | ||
著者: | ポーラ・シューマン , ジェニー・アンダーソン | ||
訳者: | 永井 二菜 | ||
出版社: | 阪急コミュニケーションズ (2012/4/19) | ||
本の内容: | アメリカ在住の経済記事ライター二人が、結婚生活に経済理論を 応用して、結婚生活をよりよくする方法を教えてくれる本。 著者たちは、こう言っています。 「バラ色の結婚生活を約束するものは、経済学をおいて他にない と。例えば(分業)という考え方を理解すると、家事をめぐる いさかいは一気に決着する。 最近、夫婦の間に遠慮や感謝の気持ちがなくなってきた? だったら(モラルハザード)が原因ではないだろうか。 そして、性生活、セックスである。これは夫婦の問題として もっとも悩ましいもののひとつでだが、それですら、 (需要と供給)の原則にのっとれば一件落着だ」 例えば、こんなことが書かれています。 1.労働の分業(家事の分担はこうして決める) 2.損失回避(夫婦ゲンカを早く、丸く収めるには) 3.需要と供給(性生活を充実させる秘策) 4.モラルハザード(結婚という保険に甘えない、 甘えさせない) 5.インセンティブ(思いのままに妻、夫を動かす切り札) 6.トレードオフ(苦渋の選択をすんなりと行う技術) 7.情報の非対称(風通しのいい関係を確率するコツ) 8.異時点間の選択(初志貫徹で良き家庭人になる) 9.バブル(夫婦の好景気を長続きさせるには) 10. ゲーム理論(フルシチョフ並みの戦略とケネディ級の 駆け引き) いかにもアメリカ的考え方で、経済理論と夫婦生活をうまく 結びつけていて、この本のために詳細な調査も行われていて、 こんな見方もできるのかと驚きのある本。 日本人は、ややなじまないところもあるかな。 |