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出典名: | 男の嘘 |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 男女・恋愛 | ||
副題: | |||
著者: | スーザン フォワード | ||
訳者: | |||
出版社: | ティビーエスブリタニカ | ||
本の内容: | 作家で、カウンセラーでもあり、医療機関コンサルタントの著者が 女性のために書いた「男性の嘘」について分析した本。 カウンセリングや、ワークショップなどから得られた情報や経験を 元に、なぜ男性は嘘をつくのか、その心理はどういうものか、その 嘘にどう対処していけばいいのか、などなど具体的なことを教えて くれます。 この本を読むと、男性がつく「嘘」には、状況的にも、心理的にも 共通点があることがわかります。 例えば、嘘をつくのは、 こんなことを「守りたい」からだと言う。 ○パートナーや周囲の人々、あるいは自分自身に信じ込ませたい 自分のイメージ…「誠実で人から信頼される自分」というイメ ージを守りたい ○自由と自立の欲求 ○状況をコントロールしたいという欲求 また、次のような「恐怖」から逃れるためでもあると言う。 ○本当のことを言ったら、パートナーに捨てられるという恐怖 ○パートナーに支配されることへの恐怖 ○心の中の葛藤、パートナーとの対決、自分の行為がもたらした 結果への恐怖 ○パートナーの怒りに対する恐怖 多くの男性の嘘は、その場その場で、何かメリットを得るため、あ るいは、不愉快なことや厄介なことを避けるために、手っ取り早い 方法として選んだり、現状維持のための手段として、破壊的な事態 を回避するためにつくことが多いと言っています。 男性の嘘について深く知るにはいい本ですが、その対処方法につい ては、「システマティックな対決」が基本として書かれています。 正直、日本とアメリカの違いがあるように感じます。 とはいえ、今後、このような対処方法を知っておいて損はないし、 今後は必要になってくるのではないかと思います。 読むのに、結構勇気がいる本ですが(自分の経験が頭に浮かんでき たりして)冷静な気持ちを取り戻せる本でもあります。 |