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出典名: 人間アレルギー
おすすめ度: ★★★★☆ ※おすすめ度について
本のカテゴリ: 人間・人間関係
副題: なぜ「あの人」を嫌いになるのか 
著者: 岡田 尊司  
訳者:  
出版社: 新潮社 (2015/6/18) 
 
本の内容: ≪本からの紹介文≫

親友、親子、夫婦、上司と部下――良好だった関係が、
なぜ急にうまくいかなくなるのか。
身体のアレルギー反応と同じく、人間の心には人間を
拒絶する仕組みがあった!
その全貌と核心を、ベテラン精神科医が、
臨床と研究から解き明かす。

第一章  人間アレルギーの基本症状
仲の良かった人を急に受け付けなくなる。相手に許せない
部分を見つけると、すべて許せなくなる。
集団の中にいるとひどく疲れる――
人が感じる生きにくさの大部分は人間関係に由来する。
そして「人間関係のアレルギー」は現代社会で急速に
広がっている。特徴的な症状を一つ一つみてみよう。

第二章  先人たちのアプローチ
荀子、マキャベリィ、ホッブス、ルソー、ニーチェ――
「他者は信用できない存在である」とする悲観的な
人間観は、昔から世界中で示されてきた。
人はなぜ人を嫌うのか。
このシンプルで奥深い問いを、さまざまなモデルを
使って解き明かそうとしてきた試みの成果をたどる。

第三章  人間アレルギーのメカニズム
人が人を嫌悪し、拒絶する心のメカニズム。
これまでのアプローチでは、その全貌を捉え、本質に
迫るところまで至っていない。アレルギー・モデルを
下敷きに、「心の免疫」という視点からひもとくと、
さまざまな症状に共通する本当の原因がみえてくる。

第四章  「愛着障害」という核心
すべての他者を異物とみなし、片っ端から攻撃・
排除したのでは、社会生活はたちまち行き詰ってしまう。
それゆえ、人の心は小さな反発や不信は許容するように
できている。土台となるのは養育者との「愛着」と
いう特別な関係なのだが……。
人間アレルギーの核心に迫る。

第五章  人間アレルギーの克服
人間アレルギーは、ほうっておくと健康や寿命にも
マイナスの影響を及ぼす。しかし、それは不治の病ではない。
人には自己回復の仕組みがある。
そして、原因と症状それぞれに、適切なステップを踏んで
対応していけば、克服できるのだ。
対策を具体的に示す。 

■この本から紹介している「今日のことば」■

この本からのことば 感想 掲載日
本来一番心を開いてよいはずの親や パートナーでも、安全地帯として 失格となる場合がある。 「安全地帯」になれない典型的なタイプの人は、 あちこち、どこにでい 2022-05-04
常識やルールは、人によってかなり幅がある。 正反対と言っていいくらい異なる場合もある。 常識やルール、自分の価値観(思い込み含む)は、 意識的、無意識的に 2021-01-21
われわれは無数の異物に囲まれて暮らしている。 そこで生きていくためには、有害な異物や 外敵を 体の免疫機能(異物を排除して、体を守る) と同じような仕組みが、心 2021-01-19

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

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