■今日の「おすすめ本」■
2009年1月14日
- タイトル
- 人から「求められる人」の共通点
- 著者
- 斎藤 茂太
- 出版社
- 新講社 (2000/05)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
くれます。また求められる人になるには、どうしたらいいかも、こ
の本を読むとわかると思います。
著者は、求められる人をこんなふうに言っています。
「人から求められる人、人から頼りにされる人、あるいは人から歓
迎される人は、何か特別なものをもった人だろうか。
私の見るところ、こういう人こそ、きわめて平凡な人、普通の常
識人という印象を受ける。ここでいう、平凡な人というのは陳腐
で退屈な人、というわけではない。
あたりまえのように生きている人、平凡な人というのが、じつは
なかなかの人物なのだ。常識的な感覚をいつも持って生きられる
人は強靱な人なのだ。(略)
つまり、平凡で常識的な考え方や行動というのは、正道なのだ。
誰もが心安らかに通れる道、その道を歩いてさえいれば大きな間
違いやトラブルの生じない道だ。
しかし、人は往々にして、利のありそうな横道や楽しそうな近道
に自ら迷い込む。だからこそ、常に変わらず「平凡・常識」とい
う正道を行く人に、人は信頼すべき非凡さを見出すのではないだ
ろうか。」
例えば、こんなことが書かれています。
○さりげないサービスの人
○心のマナーがわかる人
○聞いてくれる人
○人の好い人
○楽観的な人
○自分を抑えられる人
○自分を信じる人
○見ていてくれる人
とてもいい本だと思います。人間関係の中で何か必要とされている
か、何が大切なのか、わかりやすく書かれています。おすすめの一
冊です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
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善意からの親切やサービスは、 それを相手が望んでいるときに、 それに応じられるというのが理想的だろう。 大切なことは「さりげなさ」なのだ。 このさり | 自ら進んで、善意で誰かに何かをしてあげるとき、 相手の状況を読み、相手が本当に何を必要かを知り、 その上で、相手の心に負担をかけないように、 そして、それ | 2007-06-01 |
人から期待され、信頼されるのはいい。 しかし、それに応えようとするばかりに、 自分を殺してまで…ということになると、 もっとも大切であるべき自分が 失わ | この本では、人からの期待や信頼というものを、 知らぬ間に過剰に受けて、自分も過剰に応えていくことは、 目に見えぬ縄であり、手かせ、足かせにも なるものなの | 2007-05-24 |
人は、本当にそのことを考えているときには、 軽々しく語らないものだ。 アドバイスにしても簡単に自分の意見をいうのではなく、 むしろじっくり相手の話を聞 | 話を聞いていて、 かけることばが見つからないことがある。 相談をされて、 助けになることが言えないことがある。 ただ、黙って話を聴くことしかできないこと | 2007-01-31 |
パーティの自己紹介でも、単に名前や現在の職業、 あるいは読書や映画鑑賞といった通りいっぺんの趣味を 披露したところで、ほとんどの人に何の印象も与えないだろう | 私は、たくさんの人の前での、 自己紹介とか、スピーチがとても苦手だ。 あまり印象に残りたくない、目立ちたくない、 という気持ちがあり、一般的なことしか | 2007-01-30 |