■今日の「おすすめ本」■
2009年3月23日
- タイトル
- ひとの話を聞ける人聞けない人
- 著者
- 武藤 清栄
- 出版社
- ベストセラーズ (2001/05)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
著者が、話の聞き方、コツ、考え方などを教えてくれます。
これからは、「聞ける力」がますます求められるそうです。
聞いてもらう効用をまとめるとこの3つだそうだ。
1.聞いてもらうと、スッキリする
2.聞いてもらうと、精神的な仲間を得られて心強くなる
3.聞いてもらうと、心の奥に埋もれていたものが見えてくる
そして、著者はこう言っています。
「職場でも家庭でも、話を聞いてもらえるだけで心理的に安定し、
救われたような気持ちになった場面がたくさんあるはずだ。
上司に理不尽な理由で怒鳴られたとき、恋人や配偶者とケンカ
したとき、仕事に行き詰まったとき、誰かに話を聞いてもらった
だけで、溜飲が下がった経験があるに違いない。
あえて、「聞いてもらっただけ」といったが、残念なことに、
人間関係が希薄になっている昨今では、「思い切り聞いてもらう
こと」そのものが得がたい体験になりつつある。ということは、
「ひとの話を聞くこと」と、「聞いてくれる人の存在」が、ます
ます求められる時代ともいえる」
人の話を、「自分は聞いている」と思っていても、案外相手からは
「全然聞いてくれてない」と思われていることが多いものです。
それは、相手が聞いてほしい聞き方で、聞いてないからです。
さて、そんな聞き方をしたらいいのか…、この本では具体的な例を
あげてしっかりと教えてくれます。
とてもわかりやすくていい本ですので、おすすめです。
なお、この本に書いてある「聞ける人/聞けない人」判定テストを
別ページで紹介していますので、もしよければ試してみてください。
「「聞ける人/聞けない人」判定テスト」
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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まわりをざっと見回して、 話を聞いてくれる人が見当たらないときには、 いっそ植物やペットにでも話しかけるとよい。 相手が動物や植物であっても、ちゃんと心を | 自分の気持を言葉に出して言ってみることの大切さは、 多くの本にも書かれている。 それは、別に人間相手でなくてもよくて、 動物でも、植物でも、モノでも、見え | 2008-03-14 |
話し手が胸に納めている感情というのは、 いってみれば、両手に抱えたたくさんの荷物。 そのうちのいくつかを聞き手に肩代わりしてもられば、 話し手はとりあえず | また、この本では、こんなことを言っている。 「おかしなもので、重い荷物を抱えている人ほど、 誰かに助けを求めていいかわからず、途方に暮れている。 | 2008-01-12 |
他人から聞き上手と思われている人は、 じつは、自分が話をさせてもらえる場を、 どこかにつねにもっているものなのだ。 家族、友人、恋人、または行きつけのスナ | また、この本ではこんなことも言っている。 「とはいえ、世の中には、どこに行ってもひたすら しゃべり続けるという人も少なくない。こういうタイプは、 | 2008-01-06 |
とくに問題にしたいのは、話したいときに 聞いてるくれるかどうか、という点だ。(略) 妻子持ちの男性には心当たりがあると思うが、妻や子どもは、 あなたの | 聞いてほしいときに聞いてもらえない、というのは、 話し手にとって大きな壁を作られたようなものなのだ。(略) いわずもがなだが、「あとで」とか、 「聞か | 2007-11-16 |