■今日の「おすすめ本」■
2012年2月8日
- タイトル
- 回復力~失敗からの復活
- 著者
- 畑村 洋太郎
- 出版社
- 講談社 (2009/1/16)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
「人は誰でも失敗する。失敗すれば誰でも落ち込む。
本当に大切なのはそこからだ。自分の回復力を信じ、
待つことができれば、必ず壁は乗り越えられる」
ということでそのためのコツを教えてくれる本。
著者は、こう言っています。
「人は必ずしも、大きな失敗からすぐに
立ち直れるほど強くはないのです。
でも、一方で、人には必ず「回復力」というものが
備わっています。その回復力を信じることができれば、
時間を経てまた前に進むことができます。
不思議なもので、人はエネルギーが戻ってくると、
困難なことにも自然と立ち向っていけるようになります。
これは人間がもともと持っている「回復力」の為せる業です。
回復に必要な時間は人によっても失敗の種類・
大きさによってまちまちですが、エネルギーが
回復すると必ず自発的に行動したくなります。
そうなるのをひたすら待つのが、遠回りの
ようですが、じつは最前の策なのです」
例えば、こんなことが書かれています。
1.人は誰でもうつになる
2.失敗で自分が潰れないために大切なこと
3.失敗したら誰の身にも起こること
4.失敗後の対処
5.失敗に負けない人になる
6.失敗の準備をしよう
7.失敗も時代とともに変わる
8.周りが失敗したとき
失敗したときには、動揺したまま、
すぐに行動するとだいたいにおいてよい方向に向わない、
ということがよくわかりました。
じっくりと、自分の「回復力」を信じて、エネルギーが
満ちてくるのを待つことが大事なようです。
とても勉強になりました。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
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