■今日の「おすすめ本」■
2018年5月17日
- タイトル
- 自分を動かす言葉
- 著者
- 中澤 佑ニ
- 出版社
- ベストセラーズ (2013/2/21)
- おすすめ度




※おすすめ度について
サッカー選手の著者は、自身を「下手くそ」と思い、厳しい練習、ストイックな食生活、徹底した自己管理などの努力をしてきて、
日本代表主将にまで上り詰め、活躍しました。
その中澤選手に、いろいろなことを教えてくれたり、元気づけ、
前に進む勇気をくれたのは言葉だったといいます。そんな言葉を
教えてくれる本です。
中澤選手は、こう言っています。
「時に思う。言葉には力があるのではないかと。
苦しい時も、楽しい時も、自分を前に進めてくれる「自分を
動かす」力だ。
今でも僕は、特に自分に対してネガティブな感情が湧いてきた
時に、「言葉」に救いを求めている。新しい本を読んだり、
これまで読んだ本を読み返したり、なんとなくネットで言葉を
探してみたり…
自分に当てはまるいい言葉を見つけるちょっとした「傷心
旅行」をしているようなものだ。
そんな長い時間を取るわけではない。ただ、言葉を眺め続けて
「いい言葉だな」と思うものを探しているだけ。
いい言葉が見つかれば、それを今の自分に当てはめて考えて
みる。その言葉の自分にとっての意味は何か、自分に教えて
くれるものは何か、どう行動すべきなのか…。
そして最後に思うことは同じ。
「また明日も前を向いて、頑張ろう」
苦境の時こそ、そうやって「言葉」の力を借りて、後退を
しないためのエネルギーとしている。
「言葉」には、心を強くし、背中を押してくれる力がある気が
する」
ということで、本や人(岡田武史、イビチャ・オシム、恩師、
友人、仲間たち…)との出会いを通して、もたらされた言葉、
などが、エピソードをまじえて紹介してくれています。
いい言葉が多いなぁと思います。
サッカー、中澤選手ファンは必見です。(笑)
| この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
|---|---|---|
| 岡田さんが横浜F・マリノスに来てから、 間もなくして、僕に声をかけてきた。 「祐二、お前は足下の技術とか何か 他のことをするんじゃなくて、 ヘデ | これは、2002年 中澤さんが岡田武史監督と出会い、 かけてもらった運命的な言葉だったそうです。 そして、 「結局のところ、岡田さんから 授けら | 2022-02-24 |
| 人間は頭で何かをやりたいと考えても、 なかなか行動に移せないものだ。 だから、チャレンジを実行し、継続していくためには、 なんでもいいから始めたり、環境を | 中澤選手が、尊敬できる先輩たちから学んだことは、 「言葉と行動の一致」で、尊敬できる先輩たちはみな、 確固たる哲学を持っていて、口だけではなかったそうです。 | 2014-12-29 |
| そもそも20代前半の頃の僕は典型的な「活字音痴」だった。 何かを読むとしても、「少年ジャンプ」や「ヤングマガジン」。 小説もほとんど読まなかった。 そんな | こう痛感してから、中澤選手は、本屋に行くようになり、 本を購入し、本を読み、言葉を見つけはじめ、 言葉に対するコンプレックスを除いていったそうです。 いろ | 2014-10-29 |
| いくら嫌な言葉でも、怒声混じりの理不尽な言葉でも、 簡単に否定すべきではない。 僕のように、振り返ってみると 大きなターニングポイントになっていることもあ | 中澤選手(36歳)は、ご存じのように日本代表で活躍し、 横浜F・マリノスで現役で活躍しているサッカー選手ですが、 中学生のとき、練習環境がよくなく、上限関係 | 2014-10-28 |
