■今日の「おすすめ本」■
2008年2月5日
- タイトル
- 「ゆっくり力」ですべてがうまくいく
- 著者
- 斎藤 茂太
- 出版社
- 新講社
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
ゆっくり力が人を育てるなんだぁと思えます。
著者はこんなふうに言っています。
「人もお酒もゆっくり熟成する、「一夜漬け」はそれだけのもの。
芳醇なワインや日本酒ができあがるまでにはたっぷりとした時間が
必要である。いわゆる「ねかせる」という時間が。
人もまた同様ではないか。
「早く、早く」と急いでばかりいては、ゆっくりとした豊かな
人間関係は育たない。人は菜っぱや豆とは違って、なかなか促成
栽培というわけにはいかない。」
例えば、こんなことが書いてあります。
○「早く早く!」で子供のやる気を横取りしなさんな
○「ゆっくりゆっくり」は、人への思いやりのひとつ
○本当の力は、「ゆっくり」に出る
○すぐに成長するより、少しずつ成長しよう
○いつも挫折するのは、すぐに結果を求めるから
○ゆっくりと進むから、「自分らしさ」ができてくる
○むりな約束をするから、心がざわざわする
○うまくあきらめてこそ、先へ進むことができる
○人との関係がうまい人は、ゆっくり時間をかけている
○3つの「シー」が、心を貧しくさせている
などなど、82の話が書かれていますが、どれもとても納得出来る
話ばかりです。ゆっくりの力は…いいかもしれない、ゆっくり生きる
こともいいことかもしれないと思える本です。
とてもいい本で、おすすめです。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
人より上回りたい、 人よりもぜいたくをしたい、 人を出し抜きたい…と、 いつも他人のことを気にしていては、 とても 「自分らしく生きる」 ことなどで | 時として、他の人が、 よく見えたり、悪く見えたりする。 自分より、レベルが上だとか下だとか、 いい思いをしている、していない、 待遇がいい悪い、等々。 | 2008-09-02 |
人はゆっくりとしか成長しない。 ここに、人を育てることの、むずかしさがある。 育てる方としては、この「ゆっくり」が、 もどかしてく仕方ないのである。(略 | 自分が育つのも、何かを覚えるのも、 理解するのも、できるようになるにも、 時間がかかったはずだ。 人は、それを忘れがちで、 どんどんせっかちになっていく | 2007-07-31 |
人もお酒もゆっくり熟成する、 「一夜漬け」はそれだけのもの。 「早く、早く」と急いでばかりいては、 ゆったりとした豊かな人間は育たない。 人は菜っぱ | 「人もお酒もゆっくり熟成する、 「一夜漬け」はそれだけのもの。」 本当にそうだなぁ…と思う。 そしてまた、花が咲いたり、 実をつけるまでには、時間 | 2006-09-08 |
こんなことはないだろうか。 たとえば子供が後かたづけをしようとする。 もちろん、大人や親の目から見たら、 モタモタとまどろっこしい。段取りも悪い。(略) | 昨日は、こどもの日… 子どもたちは、笑顔の1日を過ごせたろうか。 ゆったりと楽しむことができたろうか。 わが家には子どもがいないので、 私には、子育 | 2006-05-06 |
人はつい、ベストのときの自分の能力を 「これが本当の自分だ」と思いがちである。 もちろん、 優れた自分を考えるのが気持ちがいいからだ。 これはい | ゴルフや、ボーリングなどをして、 「調子はどう?」と聞くと、だいたいの人が、 「今日は調子がでなくて…」と答えると言う。 いちばん、いいときの自分が 自 | 2006-04-29 |
もし、あなたに、 「この人とは、一生つきあっていきたい」 と思う相手がいたら、 「すぐに仲良くなろう」という焦りは禁物だ。 むしろ不器用に、 ゆっ | 昨日の新聞に載っていたが、 今の若者たちの付き合い方は、 3ヶ月続くと長い方で、 間が持たないから、興味なくなるから、 などと言う理由で、 つぎつぎに | 2006-04-28 |