■2021年02月22日の「今日のことば」■

「今日のことば」

ネット上の自粛警察について。

「○○店は、自粛要請に応じていない」
とＳＮＳに書くことは、それが事実なら
法的に問題になりません。

ただし、
自分が見たこともない店に関するこういった
情報をリツイートして拡散するのは危険です。
すでにその店は休業しているかもしれないのに、
あなたのリツイートによって、誤った情報が
拡散していく可能性があるからです。

また「あの店から感染者がでたらしい」
などの書き込みも危険です。
ウソの情報であった場合、あなたがそれを
ＳＮＳに上げたことで、店にクレームが殺到し、
消毒作業を行わざるを得なくなった、客足が
激減し、閉店に追い込まれた、などという
事態になれば、偽計営業妨害に問われる
可能性があります。

さらに
「○○さんはコロナで入院していた」などの
書き込みは、たとえ事実であったとしても、
名誉毀損に該当する可能性が高い行為です。

		出典元	いまはそれアウトです! 社会人のための身近なコンプライアンス入門
		おすすめ度	※おすすめ度について
		著者名	菊間千乃

まゆの感想

この本では、身近によく「ある、ある」が、
法律違反になっていないか、
コンプライアンス遵守されているか、
また、加害者や被害者にならないために
どうしたらいいかなどがわかりやすく
書かれています。

「昔なら、こんなことぐらい
　大したことではなかった」
「少しくらいならバレないから大丈夫」
などと軽く考えていると、予想外のトラブルに
巻き込まれてしまうこともあるということです。
例えば、

＜仕事上のアウト！＞
･部下をみんなの前でどなりつける
･性的な冗談でからかう
･休憩中の時間も残業代をもらう
･出張先のホテルで不倫相手と会う
･相手の配偶者の悪口を言う

＜社会的なアウト！＞
･ＳＮＳでデマ情報を流す、誹謗中傷
･一人が並んだ行列に友人数人が合流
･ネット上の写真、イラストを勝手に使う
･禁煙の場所で喫煙する
･見知らぬ女性をスマホで撮影
･家庭ゴミをゴミ捨て場以外に捨てる

＜人間関係のアウト！＞
･侮辱的なあだ名で呼ぶ
･お酒を強要する
･借りたものを返さない
･友人と一緒にうつった写真を無断でＳＮＳにアップ
･相手のセクシュアリティを暴露する

＜お金のアウト！＞
･飲食店の予約をすっぽかす
･お釣りを多くもらって申告しない
･クーポン券をカラーコピーして使う
･お金を賭ける

＜家族のアウト！＞
･家族宛の手紙の封を勝手に開ける
･子どもが悪いことをしたら、一回頭をたたく
･子どもにお酒を少し飲ませる
･夫婦ゲンカでつい手を出してしまう

私は、家族名義のカードで
買い物をすることがあったのですが、
それが「詐欺罪に問われることもある」などと知り
今後のために「家族カード」を申請しました（苦笑）
「そうか、今は、こんなこともアウトなんだ」
ということも多々有り、とても参考になりました。