 「今日のことば」
公園の松に巻いてあるワラは、
防寒のためではない?
皇居前広場、公園、神社などの松には、
冬を迎える頃、ワラが巻き付けられる。
「大切な松だから防寒対策をしている」
のだろうか?
が、よく見ると巻いてあるのは幹の一部だけ。
寒さよけにはもの足りないように思える。
その通り、あれは防寒対策ではない。
松の葉を食い荒らす害虫マツカレハの幼虫
マツケムシを捕まえる仕掛けなのである。
マツケムシは温かい間は葉の間にいるが、
寒くなると下に降り、枯れ葉に潜んで冬を越す。
その習性を利用し、幹の途中に
ワラを巻いて、すべり込ませる。
これを春先に燃やして一網打尽にするのである。
 まゆの感想
この本には、知らなくてもいいけれど、
知ると「ああ、なるほど、そうなんだ〜」
とわかるとちょっぴりもの知りになれて、
楽しめることが254も書かれてます。
例えば、
○犬の鼻先がいつも濡れているのはなぜか?
○なぜ、ネコにドックフードを与え続けてはいけないか?
○なぜ、草しか食べないのに牛や馬は大きく元気か?
○オナラをがまんすると消える。どこに行くのか?
○お風呂の栓を抜くと、なぜ左巻の渦になるのか?
○満月は何個あると昼間の明るさになるか?
○空はなぜ、青いか?
○種なしスイカは、種がなくても来年もできるのか?
などなど(笑)
ちなみに、犬の鼻先が濡れているのは、
「犬は臭覚が頼りだが、匂いの微粒子は、
乾いたところより湿ったところに集まるから、
鼻は濡れていたほうがいい」
からだとか。
猫もそうなんですね〜
上記のことばですが、
自分の習性も、周りの人の習性も、
案外知っているようで知らないことが多く、
(あるいは、知ってると思い込んでいて、
実は全然ちがっているとか)
ちゃんと知ったら、もっと違う対処が
できるのかもしれないな、
なんて思ったしだいです。
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