ことば探し
★私は、変化を恐れず、変化を受け入れます★

■2020年09月16日の「今日のことば」■

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「今日のことば」

真面目で責任感の強い人は、他人の愚痴に対しても
「解決してあげなくちゃ」と
全力で正論をぶつけてしまいがちです。
「そういうときは、こういうふうに
 してみたらどうだろう?」
「辛いのはわかるけど、そのやり方では
 ダメだと思う。一緒に考えよう」
これらの言葉は、たしかに正論かもしれませんし、
それで解決するのかもしれません。
ただ、こう言われたほうの気持ちは、
「納得がいかない」のではないでしょうか。

私たち精神科医の仕事は、まず
患者さんの話を聞くことから始まります。
患者さんがどんなことを話しても、
ひたすらうなずいて耳を傾けます。

そうすることで、患者さんは心に溜まった
言葉をはき出し、多少なりとも気持ちの
整理がつきやすくなります。
もしも、患者さんの話に
「それは間違っている」などと言ったら、
きっと患者さんは心を閉ざして何も話して
くれなくなるでしょう。

「なんとかしてあげたい」と思うなら、
愚痴を聞くときにはまず、意見を言いたい気持ちを
こらえてみることです。
適切なアドバイスをしているはずが、
相手にとっては「正しさ」の押しつけに
感じられるとしたら、それは、
非常にもったいないような気がするのです。



出典元 「正しさ」にふりまわされないコツ
おすすめ度 ★★★★☆  ※おすすめ度について
著者名 和田 秀樹

まゆの感想
愚痴をきかされると、なかなか黙って聞けず、
早々に、
「だったら、こうした方がいいんじゃない」とか
「へぇ~。でさ、この間ね…」などと
正論を言ったり、話をすり替えがちです。

愚痴をいう人は、話がいつも愚痴っぽく、
内容も同じで、堂々巡りをしているように感じるし、
そんな愚痴をえんえんと聞かされるのはイヤだし、
心のどこかで、
「そんなに愚痴ばっかり言っていたら、
 みんなに嫌われるよぉ」
「どうせまた、同じ話し」
とも思っているから、相手の話をまともに、
聞きたくないと思ってしまうのです。

愚痴を言う方も、言っても仕方ないと思いつつ、
言わずにはおれない、そんな心境なのでしょう。
そんな愚痴につき合うのは、正直なところ、
仕事でなければ辛いものがありますが(汗)
深刻なときもありますから、ときには、
「大変だったね」「それは辛かったね」
と耳を傾け、ちゃんと聞いてあげることも
大切なのだと実感しています。

かなり忍耐がいりますが、
こちらも愚痴を聞いて欲しいときもありますし、
愚痴を聞くことによって、相手が落ち着き、
新しい視点を見出すこともあるからです。

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