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ことば探し
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■2018年07月31日の「今日のことば」■
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「今日のことば」

講演の最後に、質疑応答を受けることになった時のことです。
「質問のある方は?」と申しましたら、
男の方が一人手をあげて、こう尋ねました。

「私はマザーをとても尊敬していますが、
 ひとつわからないことがあってお伺いします。
 マザーのいらっしゃるところは、たしか医療が十分ではない。
 なのに、なぜ、その足りない薬や人手を、それをあげたら
 今までよりも良くなるであろう人にではなく、
 手を差し伸べても助からないかもしれない人たちに
 与えるのですか?」

医師や薬を使うのであれば、
早く手当てをすれば良くなる確率の高い人を優先する
という考え方に私も納得していましたので、
この質問への答えを私も聞いてみたいと思いました。

すると、マザーはわりにきびしいお顔でおっしゃいました。
「私はそうは思わない」
そしてこう続けられたのです。

「私のところに連れてこられる人たちというのは、まず、
 望まれずに生まれてきた人たちが多いのです。
 母親が中絶するお金も、代わりに育ててくれる人を捜す
 あてもなく、育てる手立てを見つけることができないまま、
 産み捨てられた子どもたちです。

 そして、生きているあいだじゅう「邪魔だ、汚い、臭い」
 と言われて、居場所もなく阻害された人たち。
 挙げ句の果てに病気になり、臨終が近くなっても
 誰も診てくれません。

 だから私たちは連れて帰るのです。
 その死を待つ人たちを私たちの家に。
 今まで飲んだこともない薬を与えられ、
 今まで一度も感じたことのない優しさで包まれ…
 やがて死にゆく時が訪れると、ほとんどの人が、
 「Thank you. ありがとう」
 と言って逝くのです。
 中には笑顔さえ浮かべて逝く人もいるのですよ」

(※マザーとは、マザー・テレサさんのこと)


出典元 どんな時でも人は笑顔になれる
おすすめ度 ★★★★☆ ※おすすめ度について
著者名 渡辺 和子

まゆの感想
渡辺さんは、こう言っています。

「マザーは、1952年にお金がなく病院へも行けない
 路上生活をしていた人たちの最期をみとるための施設
 「死を待つ人の家」をつくりました。

 そこでは、たとえ助かる見込みがなくても、
 できる限りの心のこもった看護を受けられたのです。
 その看護は、人種や宗教を越えて、すべての人を
 心安らかに見送るという精神で行われていました。

 生まれてこのかた、誰にも必要と思われずに死んでいく人が、
 最後の最後になけなしのお薬を惜しげもなく与えられて、
 そして温かい看護を受ける。
 マザーハウスに迎えられる人たちには、
 生きようが死のうが、とにかく
 「最後の最後でもいいから、人間らしく死なせてあげたい。
  人間らしさを味わってほしい」
 というマザーの思いが通じるのだと思います。
 質問をした男性は、「ありがとうございました」と
 納得をした様子でした」

生まれてはじめて貴重な医薬品と手厚い看護を与えられた人は、
恨み言ではなく、感謝の言葉と笑顔を見せてくれる、
ということでした。

そうか、マザーは、その人たちを救うだけでなく、
人間の魂を救っていたのだ、と知りました。
とても考えさせられました。

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