 「今日のことば」
実力とか能力というのは、経験の集積なのだ。
10の症例から、5つのことが身につく医者もいれば、
1つしか身につかない医者もいるかもしれない。
しかし、10の症例から5つを知る優秀な医者も、
100の症例しか診たことがなかったら、
50のことしかわからない。
逆に10から1つのことしかわからない医者でも、
千の症例を診れば、100のことを知る。
潜在能力はともかく、経験できる立場にあれば、
実力、能力が身につくわけである。
 まゆの感想
経験は、自分の実力と能力を高めてくれる、
だから、経験ができる立場、環境にあるなら、
積極的に、何でも経験しておくべきだ、
ということだと思う。
私も、まったくそう思う。
経験したり、場数を踏めば、その数だけ、
その仕事ややるべきことに関する、
こんなときにどうしたらいいかとか、
どうしたらまずいか、どこまでやるべきか、
などという実践的感覚もつかめるし、
直感的感覚も磨かれ、多くのことが力となり、
身についていくと思う。
また、それにより、無駄を省けるところ、
逆に手間をかけるべきところ、これからの課題もわかる。
しかし、人間、ある程度まで経験してくると、
もうわかっているから、それは知っているから、
手順はわかっているし、この方法がいちばんいい…
経験は若いうちだけでいいとばかりに、
経験することを恐れたり、面倒がったりして、
守りに入りがちだ。
今までの経験が全てではなく、
これからの経験も大切だと思う。
今だからこそ見える世界もあれば、経験もある。
今だからこそ力となる経験もある…私にはそう思える。
経験すること…これからも、恐れずに、面倒がらずに、
そして、照れずに、恥ずかしがらずにやっていきたい。
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