ことば探し
★私は、自分の持っている力を、有意義なことに役立てます★

■本の検索■

出典名: 「わかる」とはどういうことか
おすすめ度: ★★★★☆ ※おすすめ度について
本のカテゴリ: 病気・体
副題: 認識の脳科学 
著者: 山鳥 重  
訳者:  
出版社: 筑摩書房 (2002/04)  
 
本の内容: 脳の高次機能障害の臨床医である著者が、自身の経験(心像・知識
・記憶)から、どんな時に「あ、わかった」「わけがわからない」
「腑に落ちた!」などと感じるのか、そのとき、脳ではなにが
起こっているのかなど、人の認識の仕組みを説き明かしてくれる
本で、やや専門的。

著者は、こう言っています。
「自分でわかっているのか、わかっていないのかがわからない
 時には、言葉にしてみたり、図にしてみたりすればよいの
 です。そうすれば、わかったつもりでいたことが、実は何も
 わかっていなかったことがよくわかります。
 わかっていないところがはっきりすれば、それはとりもなお
 さず、わかるための第一歩になります」
ということで、本当にわかったことは、図にできたり、絵に描く
ことができたり、例をだしたり、表現を変えたりと行為にできる
(運動化)ということです。


例えば、こんなことが書かれています。
 1.「わかる」ための素材
 2.「わかる」ための手がかり
 3.「わかる」ための土台
 4.「わかる」にもいろいろある
 5.どんな時に「わかった」と思うのか
 6.「わかる」ためには何が必要か
 7.より大きく深く「わかる」ために


具体例が多いのですが、あれこれと入りすぎて、かえってわかり
づらく、もう少し図にまとめてほしかったなというのが印象。
(図はほとんどありません)
とはいえ、「わかる」ということがどういうことか、わかるために
どうすればいいか、わかるためには、わからないところを知ること
が必要だとよくわかりました。 

■この本から紹介している「今日のことば」■

この本からのことば 感想 掲載日
きちんとわかったのか、わかったと思っただけなのかは、 一度その内容を自分の言葉で説明(表現)してみ この本では、さらにこう言っています。 「本当にわかったことは、応用 2010-03-17

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

「ことば探し」トップページへ ▲このページのトップへ