■今日の「おすすめ本」■
2009年3月11日
- タイトル
- ひと言の奇跡
- 著者
- 金平 敬之助
- 出版社
- PHP研究所 (2006/02)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
関係関連の執筆、講演活動などを行っている著者が、心に残った
話や奇蹟のことばを紹介してくれる本。
著者は、こう言っています。
「日ごろ口に出す「ひと言」を大切にしたい。
たったひと言が奇蹟を生む」こともあるからだ」
例えば、こんな話がいっぱい紹介されています。
身近に、笑顔がステキな女性がいる。ある日、秘密を聞いた。
「私の笑顔がすてきだとしたら、秘密はこうです」といった。
学校は西本願寺派の女子高校。一年生のとき、「一日のお勤め」
があった。場所は築地本願寺。このときの女性講師の言葉が、
20年たっても忘れられない。
「女性の顔は自分次第。これからが勝負です。
以来、「いつも微笑み」を心がけるようになったからです。
先輩Kさんの話。奥さんの身体が不自由になった。
80歳を超えて主夫業を始めた。日本画も書いている。
最近、はがきを頂いた。
「多忙の贈り物は健康のもと」と心得て元気にやっています。
女優の岸恵子さんの言葉が好きだ。
講演などの終りによく紹介する。
「人生って、気持ちがつくっていくものですね」
最近同じような言葉を教わった。親しいご住職からだ。
「人生は気持ちの持ち方です。
苦しみはなくなるものではありません。
気持ちしだいで、苦しみでなくなるのです」
このような、短くもきりっといい話が満載の本で、読んでいて、
心が澄んでいくように思います。おすすめの本です。
本を読み慣れていない方にもおすすめです。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
Mさんが、フィレンツェでの経験を話した。 労働許可証の再発行に行った。 一度目は長時間待たされた。 挙げ句に、「書類不足」で追い返された。 なら、提出時 | 男性なら、「あら、その時計すごくステキですね」 かもしれませんが、こんなひと言を言ってもらったら、 だいたいの人は、その前の怒りを許せたり、 許せなくても | 2012-04-10 |
人には歴史があります。 これからは、若い人が 年輩者を部下に持つことが多くなる時代だ。 人には歴史がある。 その歴史を重んじる心がなければ、 その | 人には歴史がある… ということをすっかり忘れがちだ。 あるいは、無視しがちだ。 今のその人(老若男女)の表面だけをみて、 この人はこんな人、あの人はすぐ | 2008-09-01 |
作家の阿部龍太郎さんの思い出。 若いころ、井伏鱒二氏に原稿を持ち込んだ。 むりやり読んでもらった。 いきなり手厳しい批評が返ってきた。 「下手だね」 | こんなふうに言ってもらえたら、 とてもほっとして、 また頑張ろうと思えるのではないか… そして、恐らく井伏鱒二氏も、 同じような経験があるから こ | 2008-06-30 |