ことば探し
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■今日の「おすすめ本」■

2010年10月21日

 
タイトル
目に見えないけれど大切なもの
著者
渡辺和子
出版社
PHP研究所
おすすめ度
★★★★★ ※おすすめ度について
考えさせられる、とてもいい本です。
人生を見つめ直す時、疲れた時、迷っている時におすすめです。
何度読んでも、気づきがあり、何かが本当に大切かを思い出す
ことができます。

著者は、シスターでもあり、ノートルダム清心学園の大学学長も
された方で、きびしい中にも、やさしさにあふれています。

その著者が、自分のことを振り返ってこう言っています。
「若い時、劣等感を強く持っていて、自分をよく見せよう
 見せようとしていた私に、
 「あなたは、そのままで宝石だ」
と言ってくれた人がいた。

 人間の価値は、他人と比べてのそれではなく、
 かけがえのない一人としての不動のものであることに
 気づかせてくれた人だった。


 この言葉を聞いてからというもの、“どうでもいい自分”が
 “どうでもよくない自分”に変わったから不思議である。

 それまで、自分は単なる石ころに過ぎないと思っていた私は、
 その人の期待を裏切るまい、と思った。

 そのために私は、宝石になろうと努力し始めた。
 大切なのは、宝石に見せかけることではなくて、
 宝石になる努力を惜しまないことだと知ったのだった」


1つ1つのお話に、キチンとしたメッセージがあり、
わかりやすく、心にしみてきます。
本当におすすめの一冊です。
この本からのことば 感想 掲載日
許すということは、損をすることなのかも知れないと思う。 だから、難しいのだ。(略) 貰えるはずのものが貰えなかっただけでも、 「損した」と思うのに、こ こちらが、傷ついているのに、不快な思いをしたのに、 なぜ、許さねばならないのか… 「許す」ということは、なかなか難しいことだと感じる。 そしてまた、許 2009-12-29
(著者が、アメリカの東海岸で修練期を過ごしていた時のこと) ある日こと、草むしりをしている私たちのところへ 修練長がいらして、おごそかにおっしゃいました 渡辺さんの本が好きで、学ぶところも多いので、 機会ある事に、何度も何度も読み返しているのですが、 この言葉は、つい最近気がつき…心に強く残ったのでした。 2009-10-15
私たちは、 愛する者を持っていない淋しさも味わいますが、 反対に、愛する者を持ってしまったがゆえに、 味わわねばならない淋しさ、孤独もあるのです。 それ このところ、渡辺さんの本を読み返している。 私にとって、渡辺さんの本は、 生きること、愛することの原点を思い出させてくれる本で、 何かあったり、心が落ち着 2009-09-24
誰にでも他人言えない悲しみや苦しみがあるのだ、 そういうものを抱えて生きているのだと思う時、 私たちの相手に対する思いとまなざしは 優しくなるのではないで あの人も、この人も、その人も… 嬉しそうに笑っていて幸せそうな人も… 何も心配事などなさそうな人も… バリバリと元気に仕事をこなしている人も… もし 2009-09-22
韓国には、 「行く言葉が美しい時、返る言葉も美しい」 ということわざがあると教えられたことがある。 相手がどのようであっても、自分は “美しく話す” 「行く言葉が美しい時、返る言葉も美しい」 ということは、 「行く言葉が汚いと、返る言葉も汚い」 のだろうなぁと思う。 相手の言動に振り回されて、 2009-08-07
思いやりというものは、強いものが弱いものに、 持てるものが、持たざるものに、 つまり上から下に施すものではない。 それは「人」という字がいみじくも表し この本の中にこんな話が載っています。 「(自動ドアは便利だが)他方で、自動ドアが人間から  奪ったものがあることを忘れてはなるまい。  「自分の後ろに 2009-08-04
たいせつなのは 宝石に見せかけることはなくて、 宝石になる努力を惜しまないことだ。 以前も書いたが、私は、勝手ながら、 著者の渡辺和子さんを第2の母と思っている。 (実母と年齢も、名前もいっしょでもある) 渡辺和子さんの本と出合ってからず 2007-09-02
自分でさえ、汚い、みにくいと嫌い、 隠していた傷口を「見せてごらん」と 自分の手にとり、 くすりをぬり、うみを取り、 ほうたいを巻いてくれる人を 自分 私は、ことばのストックを いくつか持っていて、 その日の出来事、気分、感じたことなどで ことばを書き込むことが多いのだが… 今日は、どうしてもこのこ 2005-10-02
心に一点の曇りのない日など、 一生のうちに数えるほどしかないのだ。 心の中が何となくモヤモヤしている日の 何と多いことだろう。 “にもわかからず 不機嫌な顔をして過ごせば、 一日中不機嫌オーラを周りにまき散らす。 自分も周りも不機嫌オーラで染まる。 それでいいことなど…ほとんどない。 今日は日 2005-09-11
時間が、どうしようもなく 過ぎた後に、 “老い”だけが残るというような 生き方はしたくない。 かなり“ガツン”ときたことばでした。 この本では、もう一つことばを 教えてくれている。 「私から年齢を奪わないでください。  これは、私が年月を 2005-06-14

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

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