■今日の「おすすめ本」■
2011年3月3日
- タイトル
- くよくよしない考え方
- 著者
- 本多 時生
- 出版社
- 文芸社 (2002/04)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
ない、もともとがくよくよしやすい人間だという著者が、生活の中
で実践し役に立つと実感した「くよくよ、イライラしない考え方」
を教えてくれる本。
著者は、こう言っています。
「くよくよすると「健康によくない」「長生きできない」「美容に
よくない」などとよく言われます。そういうことも大きいとは
思いますが、何よりもくよくよすると今を愉しめなくなってしま
います。
くよくよするのがクセや習慣になってしまっている人は、生活を
愉しむことがなかなかできません。クセや習慣が変わらなければ
それがずっと続くことになってしまい、くよくよした生き方を
することになってしまいます。
くよくよしてしまうのは「性格だからしかたない」とあきらめて
いる人が多いような気がします。性格の部分もあるとは思います
が、ほとんどは考え方のクセではないかと思うのです。
悪いクセは気付いた時にやめればいいのです。考え方のクセも、
出てしまった時にその考えをストップし、方向転換すればいいの
です。
くよくよしない考え方をしようと思っても「感情が許さないから
できない」という人もいます。考え方を変えれば感情も変わるの
です。本当にくよくよしたくないのなら、「感情の問題」と簡単
にあきらめずに、考え方を変える努力をした方がいいのではない
でしょうか」
ということで、考え方をどうして変換するのか、使うといい言葉
などを具体的に教えてくれます。
例えば、こんなことが書かれています。
○まぁいいか… いちばん簡単で役に立つ考え方
○こんな人もいる… 世の中にはイヤな人もいる
○そんな自分にはなりたくない… 怒りが憎しみに変わる
○決断しない決断… 力んでしまうから疲れてしまう
○選択がすべてではない… 選択よりもその後の生き方
○忘れられなくてもいい… “忘れなきゃ”には無理がある
○心の傷が痛むのは… 自分が××しているから
○このままでもいいか… ラクになれる現実的な方法
○それなりにつきあう… 少しぐらい悪い関係でも悩まない
○やりたいことを探す… 4つのヒント
○正しさより自分の気持ちが大切… 理想より現実
○くよくよしない自分になろうという決意
わかりやすくて、実行しやすい、非常に現実的な考え方をたくさん
教えてくれるとてもいい本だと思います。
くよくよ、イライラしがちな人に、ぜひ、読んでいただきたい本
です。おすすめです。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
「私の悩みは自分だけの問題だから誰にも話せない」 「人に聞いてもらったってどうしようもない」 と、思わないで、もう一度、 家族や友人に話してみてはどうでし | この本では、悩むことについて、 こんなことを言っています。 「悩みにとりつかれると、一歩も外にでたくない気分に なります。例え外に出てみても、心が開 | 2010-08-05 |
うまくいかない人間関係があるのは当たり前、 気が合わない人がいるのは当たり前、 どんな人間関係でも少しくらい問題があるのは当たり前、 たまにはいさかいがあ | 生きている人間同士だから、 感情もあれば、想いも違うし、考え方も違う。 そんな人間同士が、いっしょに暮らしているのだ。 いろんなことがあって「当たり前」だ | 2009-02-03 |
まだ先のことで、悪い状況を想像して くよくよしてしまうことがあります。 うまくいかないのではないか、悪いことが起こるのではないか、 大変なのではないか…、 | 悪い状況になることを考えるのは当然、 先々の悪いことを考えておくのは当然、 とてもポジティブに大丈夫なんて思えない、 なにがあるかわからないんだから、 | 2009-01-22 |
たとえば、人から頭にくるひと言を浴びせられた時、 「どうして自分がこんなことを言われなければいけないんだ」 「信じられない」「なんだこの人は」「許せない」 | この本では、さらにこう言っています。 「性格の悪い人もいるし、自分と合わない人もいます。 そういう人に対して「こうあるべきだ」というような思いが | 2009-01-21 |