■今日の「おすすめ本」■
2012年11月15日
- タイトル
- 「ちょっとした言い方」が上手い人下手な人
- 著者
- 斎藤 茂太
- 出版社
- 新講社 (2009/10)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
関係も円滑になり、信頼も生まれ、自分も生きやすくなること、
いい人生をおくれるようになっていくことを教えてくれます。
著者は、こう言っています。
「人と人との関係は、「口のきき方」「ものの言い方」ひとつで
信用を失ってしまうことはめずらしくないだろう。そういう
自覚もないままに「損をしている人」も多いと思うのだ。
例えば、上司や先輩から面倒な仕事を押しつけられそうなとき
とっさに「あ、ボクはダメです。できません」と、にべもなく
断ってしまったら、どうなるか。
おそらく仕事場には冷たい空気が流れ、翌日からしばらくは
居心地の悪い思いをせねばなるまい。
ウソでもいいから、「すいません、今日はやぼ用があって…」
とでも答えておけば、どうということもなかったのに、だ。
「言い方ひとつ」で、あなたを見る目、そして、あなたを
とり巻く環境は大きく変わる。どうせなら、知らず知らずの
うちに「得をしている」ような、そんなものの言い方を身に
つけてはいかがか。
周りの人との関係もスムーズになる」
例えば、こんなことが書かれています。
◎「あなたのせいよ」で、人間関係は壊れる
◎「私って○○じゃないですか」のアピールはつらい
◎「それ、いいわねえ」とモノをほめるより、人をほめよう
◎人の気持ちを「決めつけ」て、勝手に動かないこと
◎言い訳する「弱い人間」のほうが、すいすいと生きる
◎お互いのグチとグチとで「親しみ」が上がる
◎何も言えない妻が、熟年離婚を望む
◎ありのままの自分で、エチケットは守る
◎大切な人だから、研究対象にする
◎「わびる、ごまかす、知らないふり」の3つの言い方を
マスターせよ
◎頼み事をする人のほうが、しない人より好かれる
◎たったひとこと「どうしました?」が人の心を引きつける
とても読みやすく、わかりやすい事例がいっぱいなので、
本を読むのが苦手な方でもすんなりと読めると思います。
なるほど~そうだなぁと感じるところ、思わずニヤリとするよう
なところも多く、楽しみながらさらりと読めます。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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1日24時間を「人のため」だけに使わない。 ストレス解消のためにも、ひとりになれる時間を 大切にしてもらいたい。 そのために趣味を持つのもよい。 散歩の | 夏休みをとられた方は、夏をゆったり感じたり、 家族と過ごす時間、自分の時間を楽しんでくださいませ。 夏休みが働き時の方は、(お疲れさまです)、 夏は、自分 | 2011-08-12 |
こんな「言い方」では、人の心はつかめない。 人の叱るようなときに、いってはいけないひとこと、 ものの言い方がある。 ●「だからいったじゃないの」 ● | さらにこの本では、こんなことをいっています。 例えば、「だからいったじゃないの」は、 「私は、ちゃんといっておきましたよ、それなのに、 いった通りに | 2010-03-26 |
自分に代わって言い訳を言ってくれる人、 言い訳をいうことを許してくれる人… そういう人こそ、周りの人に好かれる人だ。 「あーあ、私ってダメだなぁ。きの | 何かあったときに、自分に代わって言い訳を 言ってくれる人は、本当にありがたい。 それが、的を射ていればいるほど、身にしみてありがたい。 自分のことを、ちゃ | 2010-03-24 |