■今日の「おすすめ本」■
2012年12月18日
- タイトル
- カリスマ手品師(マジシャン)に学ぶ超一流の心理術
- 著者
- スティーブ・コーエン
- 出版社
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007/2/5)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
マジシャンが教えてくれる人間心理に根ざした、自分の見せ方
人の心をつかむ方法など。
著者はこう言っています。
「ご想像とおり、マジックは手先の早業だけで成り立つものでは
ありません。マジックとは本質的に見る者の心理ゲーム、両者の
頭脳の間で繰り広げられる心理戦なのです。
この本を読めば、これまでどんなマジシャンも明かしたことの
ない、人の心をあやつる秘訣を手に入れられます。ひとたびこの
秘訣を学んだなら、あなたはすぐにでも日常の付き合いの中に
生かしたいと思うはずです。
その場の雰囲気をつかんで、人の心を読み、相手の好奇心を
かきたてて自分の言葉に熱心に耳を傾けさせる…あなたはきっと
その方法を見つけるはずです」
このための法則が5つあるそうです。
1.大胆に行動する 危険を怖れるな
自信のない態度や言葉遣いは禁物
2.成功を信じる
難題にも、あやゆる可能性を信じて取り組む
3.説明ではなく暗示する
あからさまに口にせずに、暗示の効果を使う
4.練習、練習、また練習!
密かに練習に励み、いとも簡単にやっているようみ見せる
5.万全の準備こそ最大な武器
常に観客の数歩先を行く
マジシャンがどんな心理をあやつって人を虜にするのか、どうその
技を見せるのか、またそれがどのように仕事に役立つか、人間関係
維持に役立つか、興味いっぱいの本です。
人の前に立つ仕事、プレゼンテーションをする職業の方、楽しさを
演出する仕事をしている方、心理学に興味がある方にもおすすめ
です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
自分をよく見せるために、 自慢げに振る舞ってはなりません。 うぬぼれた人間ほど、 見る者を興ざめさせる存在はありません。 あなたに実力があるなら、 そ | 自分への自戒をこめて、その通りだ…と思う。 私には、何かをやり遂げると、 ついついいい気になり、自慢げになり、 態度が大きくなってしまうクセがある。 ま | 2008-05-21 |
私のショーでは、トリックを3回演じると、 やっと観客の顔から疑わしげな表情が消えます。 1回目のトリックの間は、みんなよそよそしい顔をしています。 2回目 | 超一流のマジシャンなら、 すぐに人の心を心をつかめるなんて思っていたら、 そんなことはないらしい。 やっぱり、人の心の垣根を超えるためには、 信頼を得ね | 2008-04-15 |
「ただの主婦だから」とか「ただの店員にすぎないから」 などと考えてはいけません。 あなたは「ただの」何かなどではないのです。 自分自身を信じれば、毅然とし | この本の中に「3人のレンガ積み職人」の話が 紹介されています。 「ある人が彼らに「あなたは何をしているんですか?」 と尋ねました。 1人目の職人 | 2008-04-10 |