■今日の「おすすめ本」■
2022年12月25日
- タイトル
- 悲しみの秘義
- 著者
- 若松 英輔
- 出版社
- 文藝春秋 (2019/12/5)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
もしあなたが今、このうえなく大切な何かを失って、
暗闇のなかにいるとしたら、この本をおすすめしたい
――(解説・俵万智)
宮沢賢治、須賀敦子、神谷美恵子、リルケ、プラトン、
小林秀雄、ユングらの、死者や哀しみ、孤独について
書かれた文章を読み解き、人間の絶望と癒しをそこに
見出す26編。
「言葉にならないことで全身が満たされたとき人は、
言葉との関係をもっとも深める」―-
自らの深い悲しみの経験を得た著者が、その魂を
賭けて言葉を味わい、深い癒しと示唆を与えてくれる。
日経新聞連載時から話題を呼び、
静かなロングセラーとなった一冊。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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どんな人間であるかを示さなくてはならなくて、 履歴書の提出を求められる。 紙面には、あらかじめ定められた項目があって、 ひたすらにそれらに答える。 | 履歴書を提出せねばならないとき、 複雑な気持ちになっていましたが、 若松さんが書かれたようなことを感じるからなんだ、 と、あらためて思いました。 ま | 2020-08-05 |
恐怖はときに、人間から考えることを奪う。 現代人は、情報を手に入れると安心する。 分かったと思い込む。 だが、情報に心を領された者は、 考えることを | ときどき新聞やネットの情報をうのみにして、 分かったようになっている自分を感じる。 けれどもすぐにまた、逆の情報が出てくる。 また、あの食べ物が体によい、 | 2020-08-03 |