■今日の「おすすめ本」■
2016年5月23日
- タイトル
- 良いほうに考える技術
- 著者
- 野口 敬
- 出版社
- すばる舎 (2003/09)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
うつな気分から抜け出し、生きやすく自分らしい生き方を教えて
くれる本。
著者は、こう言っています。
「いうまでもなく、うつになったら良いほうになど考えられない。
プラス思考など持ちたくても持てない。
…それがうつである。
だから、「とにかくプラス思考で行こう」と言うつもりはない。
逆に、少しぐらいマイナス思考でもかまわない。
とさえ言いたい。
マイナス思考は慎重さと誠実さと同義のことさえあるからだ。
ただ、考え方を「良いほう」に変えるよう、少しだけがんばって
みよう、とだけ言いたい」
例えば、こんなことが書かれています。
○まずは休もう、それから始めよう
○なぜ「悪いほう」に考えてしまうのか
○「つらさ」「苦しさ」を分析する
○良いほうに考える《きっかけ》をこうしてつかむ
○こんなときは「良いほう」に考える
・たとえば仕事で失敗しても…
・仕事がきつすぎると思っても…
・たとえ上司が無理解でも…
・リストラされても、会社がこけても…
・家庭内の不和があっても…
・たとえ「だまされても」「裏切られても」…
・たとえ大事な人と離別があっても…
○試練をくぐり抜けた人は強い
○医療や宗教で「うつ」は治るか
うつ病になってしまう方は、真面目で誠実で、物事を突き詰めて
考えてしまう傾向があり、そのためうまくいかないと、自分を
責めてしまったり、追い込んだりしがちだそうです。
そんなとき、まず「休むことから」初めて、それから後で、
これから先のことを考えよう、とまずは、休むことをすすめて
くれます。その他、良いほうに向けての考え方など、日常で
できる方法などがたくさん書かれています。
じっくりと読んでみること、おすすめします。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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人は、どんなささやかな希望でもよい、 希望さえあれば、たいていの試練には耐えられる。 今はつらくても、「将来必ずこの苦労が報われる」 と思えば、かなりの苦 | 自分が一生懸命努力し、頑張っているのに、 光が全く見えない、成果がでない、思うようにいかない、 いいことのひとつもない、などが続くと、 「このつらさは本当 | 2013-11-25 |
私はどうしても許せない事柄に出合ったとき、 「違う」とか、「あやまれ」と、 妥協せずに面と向かって、言ってしまうことがある。 でも、ひと晩たって考えてみる | 私もありますが、メールでカチンときて、 それについてすぐに返事を書いて送信すると、たいていその後で、 「この言い方は、きつかったなぁ…」とか、 「この言い | 2013-11-18 |
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