■今日の「おすすめ本」■
2023年10月28日
- タイトル
- 本当は「心に怪物を飼う」普通の人たち
- 著者
- 小田 晋
- 出版社
- ぶんか社 (2002/03)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
組んでいる著者が、現代社会で多くなってきた人格障害や、困った
人達についての考え方、見分け方、接し方などを書いた本。
基本的に、アメリカ精神医学会の「精神疾患の分類と診断の手引き
第4版」(DSMⅣ)と、世界保健機構の「国際疾病分類第10版」
(ICD10)などを、参考にして書かれています。
例えば、こんな事が書かれています。
1.「危険な性格」とのつきあい方
・「一線を越える人」はどこがちがうか
・心はどこから「異常」になるのか
2.突発的にキレてしまう人
・「まさかの行動」は予知できるか
・「温かく接する」と心はどう変わるか
3.平気でウソをつく人
・だまし、だまされる心理のからくり
・「危険なウソつき」には特徴があるのか
4.心に敵意を隠しもつ人
・あなたを「加害者」だと憎む人
・隣人としての「深い不信の人」
5.周囲を1人でかき乱す人
・引きこもりが深刻化するとき
・周囲をかき乱す人には特徴があるか
6.異様にまとわりつく人
・「自分がまるでない人」の特徴とは
・依存はどう変わっていくのか
7.密室で暴力をふるう人
・「支配したがる人」には特徴があるか
・ナルシストはどんな「刃」となるか
8.感情の一部が通じない人
・「変人」には問題があるか
・「おとなしい人」の意外な犯罪とは
9.何かにとりつかれた人
・「異様な疑り深さ」はどこからくるか
・奇妙な犯罪の裏にうごめくもの
10. 自分の性格に苦しむ人
・ささいなことを気に病むのはなぜか
・どうしても自信が持てない病理
11. テロの匂いがする人
・狂言者にはどんなタイプがあるか
・テロとカルトの共通点
12. 「衝動」という魔は誰の心にもひそむ
・あなたはなぜ怒りっぽくなるのか
・健康な欲望と犯罪的欲望はどこがちがうのか
正直な印象として、答えが見えない感じの本です。
また、かなり専門的な本です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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警視庁が、動機や経緯のよくわからない「突発型」の 凶悪事件を起こした22件、25人の聞き取り調査をした。 すると、サバイバルナイフなどの刃物や凶器を 持ち | この本は、人格障害や、困った人たちについて 書いてある本だが、著者は犯罪者についてこう言っている。 「犯罪者の生活史をくわしく調べると、 こうした前 | 2007-04-19 |