■今日の「おすすめ本」■
2019年8月29日
- タイトル
- 脳力開発マップのススメ
- 著者
- 林 成之
- 出版社
- 日本放送出版協会 (2009/11)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
解き明かしながら、凄い才能を創り、育てる脳力開発の秘策や
考え方、マップなどを教えてくれる本。
著者は、こう言っています。
「大切なことは、脳が何を求めて機能し、どのようなしくみで
考えを生み出すかを理解し、それに対応する習慣を身につける
ことです。そうすれば、それほど必死に頑張らなくても、
もっとやさしく才能を育むことができるのです。
努力しても成果が上がらないのは、脳の「ものを考える
しくみ」と、勉強やスポーツ、仕事などの才能を磨き上げる
訓練がうまく結びついていないからです。
人間の脳は何を求めて機能しているのか、思考や考えがどう
いうしくみから生まれ、そのプロセスに人間の本能がどの
ような影響を及ぼすのか、人間は何を基盤に是非や好き嫌いを
決めるのか、脳はどういうしくみで勘違いを冒すのか。
そうした脳の「理(ことわり)」をふまえて、自分の思考
プロセスを自分自身で育む習慣を身につけることが才能開発
にはかかせません」
例えば、こんなことが書かれています。
◎脳を育てる、脳で育てる
◎人はこうして考える…脳と感情と思考と心
◎脳機能マップが導く才能のありか
◎超一流のアスリートの脳を創る
◎空間知能が知られざる心の扉を開く
◎凄い才能を自分で創る脳内開発マップ活用法
どちからというと子どもの脳力開発なのですが、大人の脳にも
当てはまることも多いし、なるほど、こうなるのは脳の働きが
こうなっているからなのか、などなど、脳についてもいろいろ
知ることができます。
脳力開発、創造性の高い子どもに育てたい、自分の能力を
高めたい、脳をもっと知りたいという方におすすめです。
ただ、やや専門的ではあります。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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人間の脳はおよそ150億個の神経細胞によって 形づくられていますが、生まれながらその一つ一つに、 根源的な機能として三つの本能を宿しています。 「生き | 「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」 という、三つの根源的な機能としての本能があるからこそ、 私たち人間は生き残ってきましたが、 この三つの本能があ | 2015-02-18 |
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