■今日の「おすすめ本」■
2019年12月27日
- タイトル
- 目に見えないけれど大切なもの
- 著者
- 渡辺和子
- 出版社
- PHP研究所
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
人生を見つめ直す時、疲れた時、迷っている時におすすめです。
何度読んでも、気づきがあり、何かが本当に大切かを思い出す
ことができます。
著者は、シスターでもあり、ノートルダム清心学園の大学学長も
された方で、きびしい中にも、やさしさにあふれています。
その著者が、自分のことを振り返ってこう言っています。
「若い時、劣等感を強く持っていて、自分をよく見せよう
見せようとしていた私に、
「あなたは、そのままで宝石だ」と言ってくれた人がいた。
人間の価値は、他人と比べてのそれではなく、
かけがえのない一人としての不動のものであることに
気づかせてくれた人だった。
この言葉を聞いてからというもの、“どうでもいい自分”が
“どうでもよくない自分”に変わったから不思議である。
それまで、自分は単なる石ころに過ぎないと思っていた私は、
その人の期待を裏切るまい、と思った。
そのために私は、宝石になろうと努力し始めた。
大切なのは、宝石に見せかけることではなくて、
宝石になる努力を惜しまないことだと知ったのだった」
1つ1つのお話に、キチンとしたメッセージがあり、
わかりやすく、心にしみてきます。
本当におすすめの一冊です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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許すということは、損をすることなのかも知れないと思う。 だから、難しいのだ。(略) 貰えるはずのものが貰えなかっただけでも、 「損した」と思うのに、こ | こちらが、傷ついているのに、不快な思いをしたのに、 なぜ、許さねばならないのか… 「許す」ということは、なかなか難しいことだと感じる。 そしてまた、許 | 2009-12-29 |
(著者が、アメリカの東海岸で修練期を過ごしていた時のこと) ある日こと、草むしりをしている私たちのところへ 修練長がいらして、おごそかにおっしゃいました | 渡辺さんの本が好きで、学ぶところも多いので、 機会ある事に、何度も何度も読み返しているのですが、 この言葉は、つい最近気がつき…心に強く残ったのでした。 | 2009-10-15 |
私たちは、 愛する者を持っていない淋しさも味わいますが、 反対に、愛する者を持ってしまったがゆえに、 味わわねばならない淋しさ、孤独もあるのです。 それ | このところ、渡辺さんの本を読み返している。 私にとって、渡辺さんの本は、 生きること、愛することの原点を思い出させてくれる本で、 何かあったり、心が落ち着 | 2009-09-24 |
誰にでも他人言えない悲しみや苦しみがあるのだ、 そういうものを抱えて生きているのだと思う時、 私たちの相手に対する思いとまなざしは 優しくなるのではないで | あの人も、この人も、その人も… 嬉しそうに笑っていて幸せそうな人も… 何も心配事などなさそうな人も… バリバリと元気に仕事をこなしている人も… もし | 2009-09-22 |
韓国には、 「行く言葉が美しい時、返る言葉も美しい」 ということわざがあると教えられたことがある。 相手がどのようであっても、自分は “美しく話す” | 「行く言葉が美しい時、返る言葉も美しい」 ということは、 「行く言葉が汚いと、返る言葉も汚い」 のだろうなぁと思う。 相手の言動に振り回されて、 | 2009-08-07 |
思いやりというものは、強いものが弱いものに、 持てるものが、持たざるものに、 つまり上から下に施すものではない。 それは「人」という字がいみじくも表し | この本の中にこんな話が載っています。 「(自動ドアは便利だが)他方で、自動ドアが人間から 奪ったものがあることを忘れてはなるまい。 「自分の後ろに | 2009-08-04 |
たいせつなのは 宝石に見せかけることはなくて、 宝石になる努力を惜しまないことだ。 | 以前も書いたが、私は、勝手ながら、 著者の渡辺和子さんを第2の母と思っている。 (実母と年齢も、名前もいっしょでもある) 渡辺和子さんの本と出合ってからず | 2007-09-02 |
自分でさえ、汚い、みにくいと嫌い、 隠していた傷口を「見せてごらん」と 自分の手にとり、 くすりをぬり、うみを取り、 ほうたいを巻いてくれる人を 自分 | 私は、ことばのストックを いくつか持っていて、 その日の出来事、気分、感じたことなどで ことばを書き込むことが多いのだが… 今日は、どうしてもこのこ | 2005-10-02 |
心に一点の曇りのない日など、 一生のうちに数えるほどしかないのだ。 心の中が何となくモヤモヤしている日の 何と多いことだろう。 “にもわかからず | 不機嫌な顔をして過ごせば、 一日中不機嫌オーラを周りにまき散らす。 自分も周りも不機嫌オーラで染まる。 それでいいことなど…ほとんどない。 今日は日 | 2005-09-11 |
時間が、どうしようもなく 過ぎた後に、 “老い”だけが残るというような 生き方はしたくない。 | かなり“ガツン”ときたことばでした。 この本では、もう一つことばを 教えてくれている。 「私から年齢を奪わないでください。 これは、私が年月を | 2005-06-14 |