■今日の「おすすめ本」■
2006年1月12日
- タイトル
- 信じる愛を持っていますか
- 著者
- 渡辺和子
- 出版社
- PHP研究所
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
やや、女性向け。とてもいい本です。
著者は、シスターでもあり、ノートルダム清心学園の大学学長も
された方で、この本はさまざまな出来事を通して、人生を教えて
くれるとてもいい本です。
私は生き方の参考にしています。
この本の中にこんな一節があります。
「表面に表れない「井戸」を心の奥深くに蔵している時、
人は美しくなる。
それは他人に言えない秘密を持って生きるというような
ことではない。
一人ひとりが自分の存在の奥深いところに1つの「聖所」とでも
呼ぶべきものを持ち、年とともにたいせつに育てていくという
ことである。
そこは他の誰にも、親にも、配偶者にも、親友にも、恋人にも
ふみこませない自分の心の部分であるとともに、どんなに愛し、
信頼した人から裏切られた時にも、逃れて自分を取り戻し、
自分を立て直すことのできる場所である。(略)
美しい人というのは、年とともにこの聖所を自分の中で
育てていく人であり、他人の聖所に土足で踏みこまない繊細な
心の持ち主である。
聖所とは文字通り聖なる犯すべからざる部分であり、
「自分」と呼ぶものの最後の砦と言ってよいかも知れない」
私はこの、自分の「聖所」という考え方がとても好きです。
これを持っているかどうかで、美しさだけでなくて、人間の
強さも決まるような気がします。
この本には、忘れてはいけない、人間としての尊厳や、
生き方、あり方が、しっかりと書かれています。
じっくりと読まれてみることをおすすめします。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
星の王子さまは地球上に何千本と植えられているバラの中に、 自分が星に残して来たのと同じ花を見つけることができなかった。 いぶかる王子にキツネが言う。 「君 | 手間をかけて、時間をかけて待ってこそ、 そんな中でこそ、愛情は育つと私も思う。 これは、他の人に対してだけでなく、自分に対しても。 そうわかりつつも、 | 2009-09-21 |
物質的豊かさのかげに、精神的貧しさが あることが指摘されて久しい。 心豊かに生きるということは、 他から与えられて可能になることではなくて、 自らが誇り | 昨日の新聞に、この本の著者の渡辺和子さんの 「愛と幸せに満ちた人生へ」というCD、カセット販売の お知らせが載っていて、久しぶりに、 渡辺さんの本を読み返 | 2007-03-12 |
他人にどう見られるか、 他人からどう評価されているかは、 いつも気になることである。(略) 尊敬されれば生きる勇気が与えられ、 反対に軽蔑されたり、 | 他人の評価はどうしても気になる。 なんだかんだいっても気になる。 しかし、その他人の評価ばかりが 自分の評価でないことを知っておくことも 大切だとい | 2006-03-13 |
自分のみにくさ、傷口から 目をそむけず、 自分にみにくさがあること、 自分が傷ついていることを、 認めることができる人はまた、 他人のみにくさ、 | 自分のみにくさを知らない人は、 おそらく人のみにくさを嫌うだろう。 自分の傷を認めたくない人は、 おそらく他人の傷も無視するだろう。 自分の弱さ | 2005-07-11 |