■今日の「おすすめ本」■
2006年2月15日
- タイトル
- 叱り方・ほめ方・教え方100の鉄則
- 著者
- 高嶌 幸広
- 出版社
- PHP研究所
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
部下を伸ばすための「叱り方・ほめ方・教え方」の鉄則本。
ビジネス向けの本ですが、普通の生活場面でも役立つ鉄則が
100ほど書かれています。
例えば、著者は、
「叱る」ことと「怒る」ことは違うと言っています。
「「叱る」ことは、理性的な行為である。論理の流れのなかで、
相手との差異を冷静に見極めて、なぜ自分の思いと違うの
だろうかと分析を加える。そして、その解決策を考えた上で、
冷静に相手の間違いや悪い点をしてあげることである。
次に「怒る」ことについてである。
これは、生じた差異、あるいはあなた自身の感情によって、
勝手につくり出した差異に対して、反射的に対応してしまう
ことである。反射的とは、論理の流れのなかで、問題解決を
図ろうとするのではなく、自分自身の感情を押さえるために
することなのである。
あなたが感情的になったら、相手も当然感情的になる」
その他、こんなことが書かれています。
●叱れないでは上司はつとまらない
●これだけは覚えておきたい叱り方15の原則
●思わずうなる叱り方の高等テクニック
●叱り上手になるための10カ条
●部下との人間関係はほめることからはじまる
●部下の心をつかむほめ方15の原則
●ほめ上手になるための10カ条
●部下を育てるほめ方・叱り方
●部下を育てる教え方
なるほど…と思うようなことが書かれています。
部下やお子さんの叱り方、ほめ方で、迷いなどある方は一読して
みることをおすすめします。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
叱る時には「一時に一事」を旨とする。 そのときそのときの叱るべき言動だけを対象にする。 他のことは絶対に持ち出さないことである。 よく、ここぞとばかり | これは、部下だけでなく、身近な人たちに対しても 当てはまることだと思う。 誰かが何か叱られるようなことをして、 「今したこと、言ったこと」を叱られる分 | 2008-01-26 |
自分ではよかれと思ってしたことが、 他の人にはそうとは受け取ってもらえないことが多い。 われわれの人間関係には、 いつもこの問題が大きく横たわっている。 | この本では、こんなことも言っている。 「叱られるのは良薬、叱られないのは凶器。 人間とはおもしろいもので、叱られないと それでいいと思ってしまう。 | 2007-11-08 |
「だめな叱り方」 ●「だめ、だめ」しか言わない ●言い訳も聞かずに頭ごなしに叱る ●なんで叱るのか理由を言わない ●くどくどと同じことを繰り返す | この本では、 「叱る」ことと「怒る」ことは違うと言っています。 (詳しくは、「ここをクリック」) そして、上手に「叱ること」こそ、 相手を伸ばし、信頼関 | 2006-01-23 |