■今日の「おすすめ本」■
2007年6月1日
- タイトル
- 人間関係に自信がつくクスリ
- 著者
- 大原 健士郎
- 出版社
- 三笠書房 (1996/10)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
関係のつくり方、あり方、また、よりよい生き方、行動の仕方など
を教えてくれます。そのポイントは、「ほんの少しの「勇気」と、
「小さな気づかい」」ということです。
森田療法とは、簡単にいうと、あれこれ考えているより「行動」
していこうという精神療法(特に神経質な方や、神経症の方に効果
的)の1つで、この療法を元に書かれている本です。
著者はこう言っています。
「人間関係に悩む人、苦手とする人は、人生をより楽しく生きたい
と願っている「生の願望」の強い人たちである。人生に希望を
燃やしている人たちである。
精いっぱい生きている人はみな美しいはずだ。まわりと生産的な
人間関係を築きつつ、「自分は自分」と自信を持ち、自分なりの
花を咲かせてみようではないか。」
例えば、こんなことが書かれています。
◎人間「7分の出来」なら上出来だ
◎気に病むエネルギーがあるなら、“実行”してしまいなさい
◎どうも始末が悪い「気の小さい見栄坊」
◎誰でもみんな「仮面」をつけて生きている
◎「これでいい」の油断にすべり込む“魔物”
◎人間関係はいつもこの「小さなフォロー」が大事!
◎“賢い妥協”こそ大人の証明!
◎相手より自分が「大きくなって」しまえばいい
◎その“ひがみ心”が幸運の女神を見殺しにしている!
◎“むだ骨”を惜しむ人には大成しない
著者自身も、神経質で、人づきあいが下手で苦しんできたという
ことで、かなり現実的な話が多いです。
あれこれと行動する前に、考えてしまう人、その考えに押しつぶさ
れてなかなか行動できない人、完璧にこだわってしまう人、人の目
が気になる人、などにおすすめの一冊です。
事例もわかりやすく、むずかしい本ではないので、気軽に読んで
みるといいと思います。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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相手に感謝しているという気持ちがあれば、 考えているだけでなく態度で示さなくちゃダメだ。 他人が何を考えているかを知ることはできない。 形になってはじめて | まったくそう、思っているが、 現実には、態度で示すこと、形で示すことが、 私には、できていない… たぶん、まわりの人は(特に身内は) 「感謝している | 2008-12-07 |
いくらよいことを考えていたって、 実行しなければ何の役にも立たない。 人間を価値づけるものは、 実行とその実績なのである。 | 頭の中で、どんなによいことを考えても、 すばらしいアイディアが浮かんできても、 それを、表に出さなければ、実行しなければ、 誰にも認めてもらえないし、何に | 2007-06-02 |
人間は誰しも人に知られたくない秘密を 持っているものである。 神経質で劣等感の強い人ほどその傾向が強い。 しかし、自分では絶対秘密にしておきたいと | 自分にとっては、とても恥ずかしいことや、 これがバレたら、軽蔑されるから言えないことや、 ずっと引きずってきたコンプレックスや弱みなど、 意を決して、話し | 2007-05-23 |