■今日の「おすすめ本」■
2008年1月13日
- タイトル
- こころの時間です
- 著者
- 菅野 泰蔵
- 出版社
- サンマーク出版 (1994/11)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
やすく平易に、そして、身近な事例で教えてくれる本。
著者は、こころについてこんなことを言っています。
「人間、問題が自分にあると思うことが一番苦しいのです。ところ
が、何かのせいにできると、「これは○○のせいなのだ」と思え
るのです。こう思えれば、要するに、気が楽になるわけなんです
ね。別に自分に問題があるからではないと。
「なんだあ、そうか。今夜眠れないのは、わたしのせいじゃない
のね」
原因とか見込みがはっきりすることで、人は心理的な安定を得ら
れると言いました。しかも、それらの原因や見込みは、必ずしも
正しいものである必要はないのです。
不安から逃れるために、人はなんらかの目安を求め、あるいは言
い訳をほしがるものなんですね。」
こんな自分の不安や問題と、どう向き合えばいいか、こころをどう
持ったらいいのか、どう考えたらラクに生きられるか、ヒントがい
っぱい書かれています。
例えば、こんなことが書かれています。
○尽くす女は、男をダメにする
○「教育ママ養成ギプス」のはずし方
○眠れなくなる薬で不眠症は治る!?
○気配りする人は欲張りな人
○自殺志願も悪くはない!?
○「正直者」で行こう!
○「ほんとう病」にきをつけよう
決して、堅苦しい本ではなくて、身近に「こころ」を感じられる本
です。読みやすい本なので、人間心理を知ってみたいかた入門書と
しておすすめします。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
人生を楽しむということ、 日本人に足りないのがこういう考えでしょう。 何かというと「道」を説いてしまったりとか、 「楽あれば苦あり」なんて、ついつい | ほんの何十年前に比べて、今は、 いろんな便利なものに囲まれ生活は楽になり、 食べるものに困らなくなって、豊かになり、 そして、簡単に どこへでも行くこと | 2007-02-06 |
誰でも覚えがあるでしょうが、 わたしたちの人間関係をみていると、 「わたしはそんなつもりじゃなかったのに」 と思うことがたくさんあります。 でも、い | 自分のやったことや気配りを、無条件に誰もが、 わかってくれる、そして評価してくれる、 などと勝手に思い込んで、やってしまって、 その結果が思わしくなくて、 | 2007-01-09 |
日本全国民でジャンケントーナメントを 開催すると、人口約1億2000万人として、 27回勝ち続けることができれば、 晴れてジャンケン日本一になれる計算 | また、この本には、こんなことも書いてある。 「人は、ジャンケン勝負で、 1000回勝ち続けることができるだろうか?」 普通は、とてもとても不可能 | 2006-12-21 |
考えておきたいのは、わたしたちが相手に対して 気を遣っている、その気配りは、すべてが 相手に伝わるものではないということです。 あんまり根拠はないので | この本の中に、気を遣うということについて、 さらに、こんな記述がある。 「世の中に気を遣う人はたくさんいますが、 気を遣っているのが周囲にもよくわか | 2006-12-20 |