■今日の「おすすめ本」■
2008年1月6日
- タイトル
- あなたの話はなぜ「通じない」のか
- 著者
- 山田 ズーニー
- 出版社
- 筑摩書房
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
今は「人が持つかけがえのない力を生かし伸ばすサポートを
するのがライフワーク」とか。
「ほぼ日刊イトイ新聞」に「おとなの小論文教室」を連載中。
著者はこう言っています。
「「何を言うか」よりも、「だれが言うか」が大切で、
話が通じるためには、日ごろから人の関わり合いの中で、
自分というメディアの信頼性を高めていく必要がある」と。
(例えば、同じ記事を書いても、日本経済新聞と東京スポーツの
では、記事の重みや信頼性が違うということ)
つまり、
「私たちは、何かを伝えようとするとき、伝える内容の方に、
一生懸命になる。
しかし、聞く方は、予備知識も含め、あなたというメディア
全体が放っているものと、発言内容の「足算」で聞いている」と。
だから、話を聞いてもらうためには、
「自分のメディア力を上げる」ことがとても大切であり、
自分を知り、自分の発言がどう相手に影響を与えるかを
キチンと把握しておく必要があると、教えてくれます。
この本には、「自分のメディア力を上げ」て、
「相手に話を聞いてもらう」ための技術、方法、考え方が
具体的に書かれています。
論文を指導している人だけに、論点がはっきりしていて、
筋が通っていて、ものすごく私は勉強になりました。
人に話をする機会が多い人は、読んでみることをおすすめします。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
通じ合えないと苦しむとき、 その前提となる信頼関係はあるのか? 初対面でも、長い付き合いでも同じだ。 言葉が無力であるとき、 前提となる信頼関係その | 本当にそうだなぁ…と思う。 この本の中では、こうも言っている。 「私たちは、何かを伝えようとするとき、 伝える内容の方に一生懸命になる。 しかし | 2006-11-28 |
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うそは、本当の意味で人を動かさない。 人はそれほど愚かではない。 仮にうそで、相手が自分の思うように 動いたとしたらどうだろう? 相手が愚かしく | うーん… きっと詐欺する人にとっては、 これが生き甲斐になるのだと思うが… それはさておき、 私などは、うそを言うと、 言った自分がいやになる。 | 2005-07-19 |
十人十色のものの見方がある中で、 自分が話す意味、 他の人が聞く意味がある話をするためには、 自分なりの「決め」がいる。 その「決め」が的確で か | この本ではさらに、 自分の「決め」を打ち出すことは、 当然、リスクがともなうと言っている。 自分の「決め」は自分の 「考え」「意見」「色」の表明でも | 2005-07-13 |