■今日の「おすすめ本」■
2007年12月27日
- タイトル
- 人生心得帖
- 著者
- 松下 幸之助
- 出版社
- PHP研究所 (2001/5/1)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
氏の人生経験をふまえて、自分の人生を生き抜くということについ
て、考え方、行動などについて書かれています。
松下幸之助氏は、こんなことを言っています。
「家が貧しかったために、丁稚奉公に出されたけれど、そのおかげ
で幼いうちから商人としての躾を受け、世の辛酸を多少なりとも
味わうことができた。
生来からだが弱かったがために、人に頼んで仕事をしてもらう
ことを覚えた。
学歴がなかったので、常に人に教えを乞うことができた。
或いは何度かの九死に一生を得た経験を通じて、自分の強運を
信じることができた。
このように、自分に与えられた運命をいわば積極的に受け止め
それを知らず識らず前向きに生かしてきたからこそ、そこに
1つの道が開けてきたとも考えられます。
“人事を尽くして天命を待つ”ということばがありますが、
お互いの生き方次第で、自分に与えられた運命をより生かし、
活用できる余地が残されているとも考えられます」
例えば、こんな話しが書かれています。
○磨けば輝く人間の本質
○まず信頼すること
○流されずに聞く
○熱意と誠意
○学問を使いこなす力を
○無用のものはない
○年齢と持ち味
○親の責任
○よき人生とは
○天寿を全うする
わかりやすく、それでいて心にしみてきて、じわじわと元気を
もらえるような話しがいっぱいで、とてもいい本だと思います。
本を読むのが苦手な方でも、読みやすいのでおすすめです。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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やることなすことが裏目にばかり出る。 懸命に努力しているのに、どうもうまくいかない。 そのような状態に陥って頭を悩ますことが、 長い人生にはときにあります | 努力してやっても、裏目に出ることが続くと、 やっていることがすべて無駄なように思えてくる。 そして、どうしてもなげやりになってきて、 またダメか…などとや | 2008-03-24 |
大切なのは、やはりまず信頼すること。 信頼することによってだまされるとか、 それで損をするということも、 ときにはあるかもしれませんが、 かりにそういう | “人間というものは信頼に価するもの” こう、言えるってすばらしいなぁと思う。 私も、こうありたいと心から思う… なかなかそうはできない自分がいるけれど。 | 2007-09-08 |
昔から十人十色といわれるように、人にはそれぞれ、 みな違った持ち味、特質をもって生まれついています。 性格にしても、素質や才能にしても、自分と同じと いう | さらにこの本ではこう言っています。 「したがって、成功の姿は、 人によってみな異なるものになってきます。 ある人にとっては大臣になってその任を果た | 2007-09-03 |