■今日の「おすすめ本」■
2008年3月9日
- タイトル
- 愛と癒しのコミュニオン
- 著者
- 鈴木 秀子
- 出版社
- 文芸春秋 (1999/06)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
とは弱い人間同士が、お互いに癒し合いながら、愛のうちに成長
し助け合っていく場)で指導者として活躍している著者が、
「「無条件の愛」を、いかに日常の生活に響かせるか」をそして、
どうしたらお互いに助け合っていけるかを教えてくれる本。
著者は、コミュニオンの考え方について、こう言っています。
「人の手には指があり、その指1本1本は長い短い、太い細いなど
さまざまに異なるが、それぞれの指は、みな掌(てのひら)で
つながっている。
人も、一人ひとり比べると、背が高い低い、頭がいい悪い、学歴
職業、地位、家柄とさまざまな違いがあるが、それはこの世で
果たしていく一人ひとりの“役割”、いってみれば生きていく
舞台の上で演じる役にすぎない。一人ひとりのもっとも深いとこ
ろで、みな1つの大きないのちと愛で結ばれている。
これが、コミュニオンの考え方である。
「人間のやさしさ」こそ、「コミュニオン」の神髄である」
そして、コミュニオンの体験をするに当たっては、「聞く力」が
大切であると言っています。その聞き方とは、
◎相手の立場にたって、ひたすら共感をもって聞くということ。
◎「批判しない」「同情しない」「教えようとしない」
「評価しない」「ほめようとしない」
ということで、この聞き方こそ、コミュニオンの世界に入っていく
ための「鍵」だということです。
コミュニオンでの「事例」が書かれていて、考えさせられます。
心が疲れたとき、生きるのが辛くなったとき、自分の人生を振り
返ってみるとき…読んでみると生きる力がわいてくると思います。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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多くの人が、 話を聞いてもらいたいと思う相手、 相談にのってもらいたいと思う相手とは、 適切な方向付けをしてくれる相手だと信じている。 だからこそ、 | 誰から相談された時など、 すぐに解決策やアドバイス、 こちらの意見を言いたくなりますよね。 それを求められているのだろうと、思って。 もちろん、ほとんど | 2020-11-07 |
自分は何と言っているのかに耳を傾ける必要がある。 思いは言葉になって現れるものなのだ。 まずい状況になったとき、口にこそ出さないが、 心の中では「どう | この本では、一時語と永久語の使い方について、 永久語を使うなら、 「いつもうまくいっている」とか、 「私は価値ある人間だ」などというような 良い評価や出 | 2008-08-01 |
しっかりと認識しなければならないのは、 「人は、心にゆとりがないと聞くことはできない」 という事実だ。 (略) 大事な考え、あなたにとって大切なこと、 | 自分もそうだが、心にゆとりがないと、 人の話はとても聞けないものだ。 心に何か気になることがあると、そちらの方が気になって、 とても聞く気にならないし、聞 | 2008-03-27 |